• よくある男女トラブル性行為性行為トラブルせ い こ う い

    【性行為トラブル】性行為に関連するよくある男女トラブルを、
    実際に起きた事例とともにまとめています。
  • 性行為のトラブル事例 [SM]実際に起きたトラブル事例と結果について

    • CASE.1

      こういう時 どうなる?

      こういう時どうなる?

      相手の同意の下SMプレイをしたら、体を縛ったために痣や、ムチで打った時のみみずばれやかすり傷程度の怪我をさせてしまいました。犯罪が成立するのでしょうか?

    • CASE.2

      こういう時 どうなる?

      こういう時どうなる?

      相手の同意の下SMプレイをしたところ、相手が首を絞めて欲しいと言ったので首を締めたら夢中になり過ぎて相手は死亡してしまいました。犯罪が成立するのでしょうか?

    • CASE.3

      こういう時 どうなる?

      こういう時どうなる?

      相手の同意の下SMプレイをしたところ、相手が包丁で腹を刺して欲しいと言ったので刺したところ死亡してしまいました。犯罪が成立するのでしょうか?

    CASE.1こういう時 どうなる? こういう時どうなる?

    相手の同意の下SMプレイをしたら、体を縛ったために痣や、ムチで打った時のみみずばれやかすり傷程度の怪我をさせてしまいました。犯罪が成立するのでしょうか?

    刑法(その他特別法)上の問題

    M役の人=被害者は、SMプレイをすることへの同意はしていても、怪我をすることについてまで同意をしていたのでしょうか?
    もし、怪我をすることについて同意があった場合には傷害罪は成立しないのでしょうか?

    自分の生命・身体について自分でどうしようと勝手と言えるのでしょうか?
    自分が死ぬことに同意しているのであれば、殺した人が殺人罪になることはないのでしょうか?

    殺人罪(刑法199条)にはなりませんが、同意殺人罪(202条)になります。

    ※同意殺人罪は6月以上7年以下の懲役又は禁錮刑となります。

    自分が怪我をすることに同意しているのであれば、怪我をさせた人が傷害罪になることはないのでしょうか?

    争いがあります。

    最決昭和55.11.13は、傷害罪に関し、「被害者が身体傷害を承諾した場合に傷害罪が成立するか否かは、単に承諾が存在するという事実だけでなく、右承諾を得た動機、目的、身体傷害の手段、方法、損傷の部位、程度など諸般の事情を照らし合せて決すべきものである」としています。
    総合考慮の上、被害者の承諾の存在ゆえに当該行為は処罰に値する違法性が否定されうるものか、それともその違法性の程度が軽減されるに止まるものなのかが判断されているようです。

    SMプレイについて、体を縛られることや、ムチで打たれることを承諾しているのであれば、痣やかすり傷程度の怪我についても予見した上承諾したものと考えられます。

    怪我の程度としても軽いため、社会的にも相当性のある行為であるといえ、被害者による同意があるとして傷害罪(刑法第204条)は成立しないのが一般的でしょう。

    ただし、SMプレイを承諾している以上、どのような怪我を負わせても承諾の範囲内で許されるというものではありません。
    社会的に相当性を有する範囲内でのみ、同意が有効として犯罪が不成立となります。具体的には事例毎に裁判所が判断することになります。
    個人間における場合のみならず、SMクラブといった性風俗店で行われる場合であっても(いわゆるプロのM嬢相手であっても)同様です。お金を払っていれば何をやっても許されるということではありません。

    民法上の問題

    怪我の程度が社会的相当性を超えて傷害罪が成立する場合には、民事上も不法行為責任(民法709条)が生じ、相手方から損害賠償請求をされる可能性があります。

    CASE.2こういう時 どうなる? こういう時どうなる?

    相手の同意の下SMプレイをしたところ、相手が首を絞めて欲しいと言ったので首を締めたら夢中になり過ぎて相手は死亡してしまいました。犯罪が成立するのでしょうか?

    病気に感染させることは罪になるのでしょうか?

    M役の人=被害者が自分の首を絞めることに同意をしていた場合、それはどのような意味を持つでしょうか?
    被害者の意図としては、性的傾向から、性行為(SEX)を充実させる目的として首を絞めることに同意を与えたものであって、自分が死亡することについては同意していないのが通常です。

    S役の人=加害者としても、SMプレイであれば、首を絞めるというサディスティックな自分自身の行為や、苦しそうな相手の様子を見ることで性的快感を得ることを目的とするのであって、相手方を殺そうという意図はないのが通常です。
    しかし、首を絞めるという行為が命の危険をもたらす行為であることは明白です。

    では、首を絞めた結果相手方が死亡した場合、「過失致死罪」でしょうか「傷害致死罪」でしょうか?
    両者の相違については、被害者の死という結果が生じた場合に、暴行や傷害の故意がある場合が傷害致死罪、暴行や傷害の故意がない場合が過失致死罪です。

    過失致死罪であれば、50万円以下の罰金(刑法210条)であるのに対して、
    傷害致死罪であれば、3年以上の有期懲役となります(刑法205条)。

    判例は事例ごとに判断し、両方の場合があるようです。
    ただし、首を絞めるという行為に暴行・傷害の故意があると考えられることが多く、傷害致死罪となることの方が多いようです。

    民法上の問題

    民事上も不法行為責任(民法709条)が生じますので、相手方から損害賠償請求をされる可能性があります。

    参考
    刑法205条(傷害致死)

    身体を傷害し、よって人を死亡させた者は、3年以上の有期懲役に処する。

    刑法210条(過失致死)

    過失による人を死亡させた者は、50万円以下の罰金に処する。

    刑法211条(業務上過失致死傷等)

    業務上必要な注意を怠り、よって人を死傷させた者は、5年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金に処する。重大な過失により人を死傷させた者も、同様とする。
    2 自動車の運転上必要な注意を怠り、よって人を死傷させた者は、7年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金に処する。ただし、その傷害が軽いときは、情状により、その刑を免除することができる。

    CASE.3こういう時 どうなる? こういう時どうなる?

    相手の同意の下SMプレイをしたところ、相手が包丁で腹を刺して欲しいと言ったので刺したところ死亡してしまいました。犯罪が成立するのでしょうか?

    刑法(その他特別法)上の問題

    同意殺人罪(刑法202条)が成立する可能性があります。

    【CASE.2】の首絞め行為については、死の結果が生じた場合でも、過失致死罪(210条)か傷害致死罪(205条)が成立するのに対して、本問の場合には同意殺人罪が成立するとされるのはなぜでしょうか?

    首絞め行為については、首を絞める方も絞められる方もそれぞれ性的快感を得ることを目的としており、行為者に死亡させる意図はないことから、絞める手を緩めることで容易に死の危険性は回避することが可能です。絞める行為を始めたと同時に死の危険性が生じるというより、段階を追って死の危険性が大きくなるのが通常でしょう。
    しかし、腹にナイフを突き刺すという行為は、行為を行うと同時に死の危険性が極めて高度に生じるものであり、被害者としてもそれを十分認識していたはずといえるでしょう。

    仮に被害者はSMプレイとして快感を得ることを目的とし、死の結果を望んでいなかったとしても、ナイフで下腹部を突き刺す行為が死に結びつくことは十分認識していたはずです。よって、真意に基づいて殺害を嘱託したものと判断されます。

    なお、同意殺人罪の法定刑は、6月以上7年以下の懲役又は禁錮となります(刑法202条)。

    民法上の問題

    民事上の不法行為(民法709条)による損害賠償責任が生じます。
    しかし、損害賠償請求権を有する被害者自身は死亡しているため、遺族が相続することになります。
    また、被害者の父母、配偶者及び子は、近親者の生命を侵害されたことによる自分の固有の損害賠償請求権も有しています(民法711条)。

    よって、遺族から被害者の損害賠償請求と、遺族固有の損害賠償請求を求められる可能性があります。

    実際にあった事件&ニュース

    【SMクラブで全裸:北海道警巡査長に罰金10万円略式命令】

    札幌簡裁は、平成24年3月2日、札幌・ススキノのSMクラブで全裸になったとして公然わいせつ罪で略式起訴された北海道警札幌厚別署留置管理課の男性巡査長(28)に、罰金10万円の略式命令(2月27日付)を出したと発表しました。
    札幌区検の起訴状によると、男性巡査長は2月11日未明、札幌市中央区南5西5のSMクラブ店内で全裸になったとのこと。札幌中央署が風営法違反容疑で同店を家宅捜索した際、ステージ上で女性従業員にひもで縛られており、現行犯逮捕されました。

    参考
    刑法202条(自殺関与及び同意殺人)

    人を教唆し若しくは幇助して自殺させ、又は人をその嘱託を受け若しくはその承諾を得て殺した者は、6月以上7年以下の懲役又は禁錮に処する。

    刑法205条(傷害致死)

    身体を傷害し、よって人を死亡させた者は、3年以上の有期懲役に処する。

    刑法210条(過失致死)

    過失による人を死亡させた者は、50万円以下の罰金に処する。

    刑法211条(業務上過失致死傷等)

    業務上必要な注意を怠り、よって人を死傷させた者は、5年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金に処する。重大な過失により人を死傷させた者も、同様とする。
    2 自動車の運転上必要な注意を怠り、よって人を死傷させた者は、7年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金に処する。ただし、その傷害が軽いときは、情状により、その刑を免除することができる。

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