• よくある男女トラブル性行為性行為トラブルせ い こ う い

    【性行為トラブル】性行為に関連するよくある男女トラブルを、
    実際に起きた事例とともにまとめています。
  • 性行為のトラブル事例 [性病]実際に起きたトラブル事例と結果について

    • CASE.1

      こういう時 どうなる?

      こういう時どうなる?

      病気が、1週間の加療程度の性病であり、男性が自分が性病であることを知らなかった場合、犯罪が成立するのでしょうか?

    • CASE.2

      こういう時 どうなる?

      こういう時どうなる?

      病気が、1週間の加療程度の性病であり、男性が自分が性病であることを知っていて女性に告げていた場合、犯罪が成立するのでしょうか?

    • CASE.3

      こういう時 どうなる?

      こういう時どうなる?

      病気が、1週間の加療程度の性病であり、男性が自分が性病であることを知っていて女性に告げていなかった場合、犯罪が成立するのでしょうか?

    • CASE.4

      こういう時 どうなる?

      こういう時どうなる?

      病気が、エイズであり、男性が自分がエイズ(HIV)であることを知らなかった場合、犯罪が成立するのでしょうか?

    • CASE.5

      こういう時 どうなる?

      こういう時どうなる?

      病気が、エイズであり、男性が自分がエイズ(HIV)であることを知っていて女性に告げていた場合、犯罪が成立するのでしょうか?

    • CASE.6

      こういう時 どうなる?

      こういう時どうなる?

      病気が、エイズであり、男性が自分がエイズ(HIV)であることを知っていて女性に告げていなかった場合、犯罪が成立するのでしょうか?

    CASE.1こういう時 どうなる? こういう時どうなる?

    病気が、1週間の加療程度の性病であり、男性が自分が性病に罹患していることを知らなかった場合、犯罪が成立するのでしょうか?(男性と女性が逆の場合も同様)

    刑法(その他特別法)上の問題

    病気に感染させることは罪になるのでしょうか?

    故意でなければ犯罪は成立しません。

    18歳以上の男女が同意の下で行う性行為(SEX)は違法ではありません。当然、暴行行為にはなりません。では、結果的に性病を感染させたとしても暴行がないので傷害にもならないのでしょうか。
    暴行行為がないため、傷害罪(刑法204条)の前提を欠くようにも思えますが、判例は、暴行によらない傷害罪の成立を認めています(最判昭和27.6.6)。ただし、傷害罪が成立するためには故意が必要です。なお、被害者が発病しなければ傷害罪はもちろんのこと暴行罪も成立しません。

    男性は自分が性病に罹患していることを知らないので、相手に性病をうつそうという傷害の故意がありません。よって、傷害罪(刑法204条)は成立しません。ただし、過失致傷罪(刑法第209条)が成立するおそれはあります。もっとも性病に罹患していることを知らなかったことについての過失は、現実には認められないと考えるのが自然です。

    民法上の問題

    病気に感染させることは罪になるのでしょうか?

    罪になる可能性があります。

    男性に過失が認められれば、男性には不法行為に基づく損害賠償の支払い義務が生じます(民法709条)。
    他方で、性行為(SEX)の相手が病気を持っているかもしれないことは予測の範囲内であって、女性側の自己責任で、男性は犯罪不成立として民事上の不法行為責任も認められないと結論付けられる可能性もあります。

    損害賠償が認められる場合について

    損害賠償請求する際のポイントは、
     ① 相手にうつされたという事を証明できるか
     ② 相手は感染を知っていたか
    でしょう。

    相手との性交渉(SEX)の直前に自分自身が性病検査を受けて陰性反応が出ていた場合でない限り、当該相手からうつされたことの立証は困難でしょう。
    しかし、たとえ直前の検査でなかったとしても陰性反応を受けた時から、性行為(SEX)をしたのが、相手方男性だけであれば、相手方男性からうつされたことの推定ははたらきます。
    しかし、そもそも性病検査を一度も受けたことがないという人も多くいるでしょう。
    実際には過失があったことを立証することは困難です。

    男性客が風俗店で、風俗嬢から性病をうつされた場合はどうでしょうか?
    男性は、風俗嬢や風俗店に対して損害賠償請求できるのでしょうか?

    故意でなければ犯罪は成立しません。

    風俗店の中には、定期的に風俗嬢に対して性病検査を実施しているというふれこみの店もあります。しかし、本当に検査をしているかは疑問です。
    仮に、定期的な検査がなされていたとしても、性病検査の直後に、客から性病をうつされることもあります。また、潜伏期間もあるので、保菌者であるにもかかわらず検査に引っかからないこともあるでしょう。
    建前として、ソープランドは特殊浴場であるから、性行為(SEX)を行う場ではないことになっています。デリヘルでも本番は許されないのが通常です。
    システムとして売買春を管理していないので、店に対する損害賠償の請求は困難です。
    風俗嬢個人に対しても、風俗嬢の故意過失を証明することが難しい以上、請求することはほぼ無理です。
    そもそも性病が、当該風俗店でうつされたということの立証が困難です。感染経路の特定は極めて難しいでしょう。

    CASE.2こういう時 どうなる? こういう時どうなる?

    病気が、1週間の加療程度の性病であり、男性が自分が性病に罹患していることを知っていて女性に告げていた場合、犯罪が成立するのでしょうか?(男性と女性が逆の場合も同様)

    病気に感染させることは罪になるのでしょうか?

    18歳以上の男女が同意の下で行う性行為(SEX)は違法ではありません。暴行行為にはなりません。
    では、結果的に性病を感染させたとしても暴行がないので傷害にもならないのでしょうか。暴行行為がないため、傷害罪の前提を欠くようにも思えますが、判例は、暴行によらない傷害罪(刑法204条)の成立を認めています(最判昭和27.6.6)。ただし、傷害罪が成立するためには故意が必要です。なお、被害者が発病しなければ傷害罪はもちろんのこと暴行罪も成立しません。

    女性は、保菌者と性行為(SEX)を行えば自分にもうつる可能性があることを知りながら承諾しているのであるから、男性に女性に対する傷害罪(刑法204条)は成立しないのではないでしょうか。傷害についての女性の同意は有効でしょうか。

    自分の生命・身体について自分でどうしようと勝手と言えるのでしょうか?

    自分が死ぬことに同意しているのであれば、殺した人が殺人罪になることはないのでしょうか?

    殺人罪(刑法199条)にはなりませんが、同意殺人罪(刑法202条)になります。

    ※同意殺人罪は6月以上7年以下の懲役又は禁錮刑となります。

    自分が怪我をすることに同意しているのであれば、怪我をさせた人が傷害罪(刑法204条)になることはないのでしょうか?

    争いがあります。

    最決昭和55.11.13は、傷害罪に関し、「被害者が身体傷害を承諾した場合に傷害罪が成立するか否かは、単に承諾が存在するという事実だけでなく、右承諾を得た動機、目的、身体傷害の手段、方法、損傷の部位、程度など諸般の事情を照らし合せて決すべきものである」としています。
    総合考慮の上、被害者の承諾の存在ゆえに当該行為は処罰に値する違法性が否定されうるものか、それともその違法性の程度が軽減されるに止まるものなのかが判断されているようです。

    被害者は、行為者から性病であることを告げられていたにもかかわらず、感染のリスクを承知で性行為(SEX)に及んでいるのであり、性病の程度が1週間の加療で完治する程度のものであるならば、傷害罪は成立しないということは大いにあり得るでしょう。

    さらに、実務的なことをいえば、確かに判例は性病の罹患についても傷害罪の成立を認めていますが、性病が当該男性からうつされたものだという立証は困難です。

    CASE.3こういう時 どうなる? こういう時どうなる?

    病気が、1週間の加療程度の性病であり、男性が自分が性病に罹患していることを知っていて女性に告げていなかった場合、犯罪が成立するのでしょうか?(男性と女性が逆の場合も同様)

    刑法(その他特別法)上の問題

    病気に感染させることは罪になるのでしょうか

    18歳以上の男女が同意の下で行う性行為(SEX)は違法ではありません。暴行行為にはなりません。
    では、結果的に性病を感染させたとしても暴行がないので傷害にもならないのでしょうか。暴行行為がないため、傷害罪の前提を欠くようにも思えますが、判例は、暴行によらない傷害罪(刑法204条)の成立を認めています(最判昭和27.6.6)。ただし、傷害罪が成立するためには故意が必要です。なお、被害者が発病しなければ傷害罪はもちろんのこと暴行罪も成立しません。

    本人が保菌者であることを承知していて、相手に感染させる行為は傷害罪(刑法204条)が成立します。

    民法上の問題

    被害者に傷害の結果をもたらしているため、民事上の不法行為に基づく損害賠償責任を負う事になります(民法709条)。

    CASE.4こういう時 どうなる? こういう時どうなる?

    病気が、エイズであり、男性が自分がエイズ(HIV)に罹患していることを知らなかった場合、犯罪が成立するのでしょうか?(男性と女性が逆の場合も同様)

    刑法(その他特別法)上の問題

    病気に感染させることは罪になるのでしょうか

    18歳以上の男女が同意の下で行う性行為(SEX)は違法ではありません。暴行行為にはなりません。
    では、結果的に性病を感染させたとしても暴行がないので傷害にもならないのでしょうか。暴行行為がないため、傷害罪の前提を欠くようにも思えますが、判例は、暴行によらない傷害罪(刑法204条)の成立を認めています(最判昭和27.6.6)。ただし、傷害罪が成立するためには故意が必要です。なお、被害者が発病しなければ傷害罪はもちろんのこと暴行罪も成立しません。

    男性は自分がエイズ(HIV)に罹患していること知らないので、相手に性病をうつそうという傷害の故意がありません。よって、傷害罪(刑法204条)は成立しません。ただし、過失致傷罪(刑法第209条)が成立するおそれはあります。もっとも性病に罹患していることを知らなかったことについての過失は、現実には認められないと考えるのが自然です。

    民法上の問題

    男性に過失が認められれば、男性には不法行為に基づく損害賠償の支払い義務が生じます(民法709条)。
    他方で、性行為(SEX)の相手が病気を持っているかもしれないことは予測の範囲内であって、女性側の自己責任で、男性は犯罪不成立として民事上の不法行為責任も認められないと結論付けられる可能性もあります。

    CASE.5こういう時 どうなる? こういう時どうなる?

    病気が、エイズであり、男性が自分がエイズ(HIV)に罹患していることを知っていて女性に告げていた場合、犯罪が成立するのでしょうか?(男性と女性が逆の場合も同様)

    刑法(その他特別法)上の問題

    病気に感染させることは罪になるのでしょうか

    18歳以上の男女が同意の下で行う性行為(SEX)は違法ではありません。暴行行為にはなりません。
    では、結果的に性病を感染させたとしても暴行がないので傷害にもならないのでしょうか。暴行行為がないため、傷害罪の前提を欠くようにも思えますが、判例は、暴行によらない傷害罪(刑法204条)の成立を認めています(最判昭和27.6.6)。ただし、傷害罪が成立するためには故意が必要です。なお、被害者が発病しなければ傷害罪はもちろんのこと暴行罪も成立しません。

    【CASE.2】と同様に被害者が傷害(エイズの感染)について承諾があったものとして傷害罪不成立と考えることができるでしょうか。【CASE.2】とは病状の深刻度合いが異なるため問題になります。
    エイズ(後天性免疫不全症候群)というのは、現在のところ発症してしまえば治療薬がなく死に至る病であるため傷害の程度としては非常に重いといえるでしょう。個々の事例によって異なりますが、冗談めかしてエイズである事を告げていたとしても、それをもって被害者の傷害についての同意があったことで傷害罪不成立とはならないこともありえます。

    CASE.6こういう時 どうなる? こういう時どうなる?

    病気が、エイズであり、男性が自分がエイズ(HIV)に罹患していることを知っていて女性に告げていなかった場合、犯罪が成立するのでしょうか?(男性と女性が逆の場合も同様)

    刑法(その他特別法)上の問題

    病気に感染させることは罪になるのでしょうか

    18歳以上の男女が同意の下で行う性行為(SEX)は違法ではありません。暴行行為にはなりません。
    では、結果的に性病を感染させたとしても暴行がないので傷害にもならないのでしょうか。暴行行為がないため、傷害罪の前提を欠くようにも思えますが、判例は、暴行によらない傷害罪(刑法204条)の成立を認めています(最判昭和27.6.6)。ただし、傷害罪が成立するためには故意が必要です。なお、被害者が発病しなければ傷害罪はもちろんのこと暴行罪も成立しません。

    本人が保菌者であることを承知していて、相手に性病を感染させる行為は傷害罪(刑法204条)が成立します。
    しかし、エイズは現在のところ発症してしまえば治療薬がなく死に至る病であるため、傷害罪にとどまるのか、それとも殺人既遂罪か殺人未遂罪(刑法199条、203条)が成立するのか問題です。

    ナイジェリアでは、HIVを故意に感染させた場合、犯罪とみなされ、悪質であれば終身刑とする州法が可決されたようです。
    アメリカでは、殺人未遂罪が認められた話もあるようです。
    ドイツでは、歌手の女性が傷害罪で執行猶予付き禁錮刑になりました。


    しかし、日本では殺人罪(既遂であっても未遂であっても)が認められるためには、死の現実的な危険性のある実行行為をすることが要件となります。
    エイズが死に至る病気という認識は一般にも浸透しているものの、HIVに罹患することが当然に死に直結するとまではいえず、HIV患者が性行為(SEX)を行うことが死の現実的な危険性のある行為とまでは言えません。よって、傷害罪が成立するにとどまり、殺人既遂罪・未遂罪は成立しないと考えられます。


    では、相手方女性がエイズ(HIV)に感染し、数年後に発症して死亡するに至った場合、傷害致死罪(刑法205条)になるのでしょうか?
    性行為(SEX)後も自分がエイズであることを黙っていたため、彼女が全く感染の疑いをもたず検査や治療をしなかったために手遅れになった場合は殺人罪(刑法199条)になるのでしょうか?

    性行為(SEX)によってエイズに罹患し、死に至ったという関係に因果関係が認められれば、傷害致死罪が成立する可能性があります。

    実際にあった事件&ニュース

    【ドイツ HIV感染隠し性交渉(SEX)、歌手に有罪判決】日テレNEWS24 2010.8.27

    離陸直後の旅客機内で座席の背もたれを戻すよう注意されたことに腹を立て、後ろの乗客にコップの水をかけたとして、沖縄県系豊見城署は30日、暴行の疑いで、石垣市大川、無職の男(44)を現行犯逮捕しました。逮捕容疑は午前9時10分ごろ、石垣発那覇行き日本トランスオーシャン航空70便のボーイング737機内で、背もたれを元に戻すよう注意した後部席の男性会社員(59)にコップの水をかけたとしています。離陸直後のため背もたれを倒さないよう案内していました。同署によると、容疑者は酒を飲んでおり、後ろの男性が背もたれを戻そうとすると「押すんじゃない」と言いながら壁をたたくなどしたといいます。

    【アメリカ エイズ感染を知りながら3000人の男女と性的関係を持った男が逮捕 HIV感染者は数百人規模に】NY DailyNews 2011.12.30

    アメリカ・ミシガン州に住むデビット・ディーン・スミス(51歳)は、自身がHIVウイルスに感染していたのを知りながら3年間に3000人の男女と性的な関係を持ったことにより逮捕されました。
    ミシガン州の保険当局はミシガン州ケント郡の住民に対して、スミスと性交渉(SEX)を行った人々は名乗り出るように警告を発表しました。
    情報によると、スミスは相手にHIVウイルスを感染させてエイズによって殺す意図を持ち、使命感に燃えて3年間で3000人の男女とコンドームなどの予防策をとらずに性的な関係を持ったとのこと。
    また、スミスは若い女性や男性を狙って性行為(SEX)を行っていたようで、被害者によると「彼は非常に魅力的な人物」だったといいます。現時点では、2名の感染者が確認されていますが、保険当局によると、数百人単位で感染している可能性があり、被害者は可能な限り名乗り出ることを推奨しています。ケント郡の保険局の広報によると、今回のように意図的にHIVを広めようとした人は初めてとのことです。
    自らの行為を警察に自首したスミスは、ケント郡刑務所に収容されており保釈金は10万ドル(約770万円)とのこと。また、支払いが出来なければ引き続き拘置所、また4年の懲役と5000ドル(約38万5000円)の罰金刑に処されます。

    【ニュージーランド 「妻も陽性ならセックスしてくれるはず」睡眠中に針刺しHIV感染】AFP 2009.12.6

    ニュージーランドでエイズウイルス(HIV)検査で陽性と判明していた男(35)が、妻(33)が寝ている間に自分の血液が付着した針で刺すなどし、結果、妻を感染させたことを裁判で認めました。
    6日の現地紙スター・タイムズが伝えました。
    同紙によると「妻もHIVウイルスに感染させれば、自分と再びセックスをしてくれると思った」というのが動機でした。
    裁判では、夫が過去に2回、自分の血液が付着した針で妻を刺し、感染させた経緯が詳しく明らかにされました。
    自分の血液をいっっぱいに入れた注射器をもっていたところを妻が見かけたこともあったとのことです。
    判決はオークランド高裁で言い渡される予定で、有罪の場合14年以下の禁錮刑が科されます。
    夫婦は子どもたちとともに2004年にニュージーランドに移住。移住の際の健康診断で、HIV陽性と判明しましたが妻と子どもたちは陰性でした。妻は子どものためにそれまでどおりの生活は続けましたが、自分もHIVに感染することを恐れ、夫とのセックスを拒むようになりました。
    2008年5月、妻は左大腿部に虫刺されのような痕を発見し、その2日後にも睡眠中に刺されたような痛みで目が覚めたとのこと。
    4か月後の定期検診で妻もHIV陽性であると判定されると、夫は裁縫針を自分の血液に浸し、それで妻を刺していたことを告白しました。
    妻は「夫は『すまない』としか言わなかった。それから『僕に対して前と同じように接してほしくて、僕から去っていかないように刺したんだ』と言われた」と証言しました。

    民法上の問題

    民事上も不法行為(民法709条)による損害賠償責任を問われます。

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