• よくある男女トラブル風営法違反風俗・デリヘルのトラブルふうえいほういはん

    【風営法違反(風適法違反)】風営法28条の定めにより、官公庁施設や学校・図書館・児童福祉施設から半径200m以内において新たに店舗型性風俗関連特殊営業を行うことは禁止されています(対象施設の設置前から既に営業している店に関してはその限りではありません)。
  • 風俗・デリヘルのトラブル事例 [風営法違反(風適法違反)]実際に起きたトラブル事例と結果について

    • CASE.1

      こういう時 どうなる?

      こういう時どうなる?

      風俗嬢・デリヘル嬢の同意を得て、店では禁止されている本番行為をしてしまいました。同意を得ていても罪になるのでしょうか?

    • CASE.2

      こういう時 どうなる?

      こういう時どうなる?

      店内には「本番行為は罰金100万円」の貼り紙が貼ってありましたが、風俗嬢・デリヘル嬢が別料金2万円でいいと言うので、2万円を支払って本番行為をしました。しかし、店を出ようとしたときに、店員から罰金100万円の支払いを求められました。100万円を支払わなければならないのでしょうか?

    • CASE.3

      こういう時 どうなる?

      こういう時どうなる?

      プレイの最中、女の子に怪我をさせてしまいました。罪になるのでしょうか?

    • CASE.4

      こういう時 どうなる?

      こういう時どうなる?

      本番行為や、女の子に怪我をさせてしまったため、店の奥に連れて行かれ、怖いお兄さんに囲まれて高額請求されました。「念書」や「示談書」にサインを求められていますが、相手の言いなりになるしかないのでしょうか?

    • CASE.5

      こういう時 どうなる?

      こういう時どうなる?

      不明朗なオプション料金を上乗せされて法外な請求をされました。支払わなければならないのでしょうか?

    CASE.1こういう時 どうなる? こういう時どうなる?

    風俗嬢・デリヘル嬢の同意を得て、店では禁止されている本番行為をしてしまいました。同意を得ていても罪になるのでしょうか?

    風俗店でのトラブルは非常に多いようです。
    風俗・性風俗とは何でしょうか?特別な規制はないのでしょうか?

    【客の違法性 −特別料金を支払って同意を得た風俗嬢・デリヘル嬢に対して罪になるのか?−】

    風俗嬢・デリヘル嬢が18歳以上の場合

    風俗での本番行為は犯罪!という認識が独り歩きしているようです。
    しかし、金銭を介した場合であっても、18歳以上の男女が同意の上で性行為(SEX)を行ったのであれば処罰されることはありません。
    たしかに、売春防止法は売春・買春をしてはならない旨の規定を設けてはいるものの、これに対する処罰規定は存在しません。
    風俗嬢・デリヘル嬢の真意からの同意を得ていれば、違法だけど処罰はされないということになります。

    売春防止法が制定された時代背景として、戦後の混乱期における性道徳の著しい低下と、売春婦の増加から、売春を行う女子を社会に対する加害者として位置づけるのではなく、むしろ犠牲者として保護救済の対象とされるものとして制定されました。
    その上で、売春の当事者については、基本的には罰則の対象とせず、売春を行う者が公衆の迷惑になるような方法で客を勧誘するなどの限定された場面に限って処罰対象とし、その余は、その他の者による売春を助長する行為を厳しく罰することにより、売春の根絶を図ろうとしたものです。

    風俗嬢・デリヘル嬢が18歳未満の場合

    風俗嬢・デリヘル嬢が18歳未満であれば、本人の同意を得ていても児童買春法違反や青少年保護育成条例違反になります。
    しかし、18歳未満であることを知らなければ罪にはなりません。
    風俗店では18歳未満の児童を稼働させることは違法であるとはよく知られたことであるため、18歳未満とは知らなかったとの主張がしばしばなされるようです。
    (風営法22条第3号により、18歳未満の者を接客に使えない)
    しかし、風俗店で働いている者に18歳未満がいるとは思わなかったといえば過失がないと認められるわけではありません。
    13歳や14歳の幼い女子であれば、18歳以上だと疑わなかったと言っても通用しないでしょう。また、18歳未満の風俗嬢・デリヘル嬢のいる店と評判であった場合なども認められにくいでしょう。具体的事案によって判断されます。

    【客の違法性 −店に対して罪になるのか?−】

    風俗嬢・デリヘル嬢が18歳以上の場合

    風俗嬢・デリヘル嬢が18歳以上で、真意からの同意を得て性行為(SEX)を行ったのであれば処罰される行為ではありません。よって、強姦であるとか、売春は処罰される行為だから告訴するぞといった違法行為に対する損害賠償請求という点では、店に対して損害賠償をする必要はありません。
    ただし、店が本番行為を禁止しているのであれば、規約違反として罰金等の支払いを求められることがあります。
    その場合であっても、店が提示する額について全額支払わなければならないとは限りませんし、店の請求の仕方が問題となる場合もあります。

    風俗嬢・デリヘル嬢が18歳未満の場合

    風俗嬢・デリヘル嬢が18歳未満であれば、風俗嬢・デリヘル嬢に対しては損害賠償義務を負いますが、店はそもそも18歳未満の児童を接客に使用することはできません(風営法22条第3号)。
    店に対する損害賠償義務は負いません。
    ただし、店が本番行為を禁止しているのであれば、規約違反として罰金等の支払いを求められることがあります。
    その場合であっても、店が提示する額について全額支払わなければならないとは限りませんし、店の請求の仕方が問題となる場合もあります。

    【風俗嬢・デリヘル嬢の違法性 −売春は罪になるのか?−】

    風俗嬢・デリヘル嬢が18歳以上の場合

    売春防止法は売春・買春を禁ずる規定を設けてはいますが、処罰する規定はありません。
    18歳以上の女性が同意して売春したのであれば処罰されることはありません。

    風俗嬢・デリヘル嬢が18歳未満の場合

    18歳未満の男女は児童買春・児童ポルノ禁止法において「児童」に該当します。
    しかし、この法律が処罰を定めているのは、児童を買った側だけです。児童については処罰されません。

    【店の違法性 −本番行為が出来る店と話題になっていた場合、店は罪になるのか?−】

    「本番行為禁止」と表向きは掲げつつ、店が売春をさせている場合はどうでしょうか?

    風俗嬢・デリヘル嬢が18歳以上の場合

    売春防止法は、売春自体には罰則を設けていないものの、売春を助長する者に対して罰則を設けています。
    売春防止法は、いわゆる管理売春について、売春をさせる業の罪として、10年以下の懲役及び30万円以下の罰金と定めています(売春防止法12条)。
    かつての遊郭のような売春婦を手元に抱え置く方法だけでなく、店に通わせ客待ちをさせる、いわゆる「通い売春」の場合でも認められます。
    本番禁止と銘打ちつつ、実際には店が売春をさせている場合には管理売春に該当することが多いでしょう。

    風俗嬢・デリヘル嬢が18歳未満の場合

    風俗店は18歳未満の児童を接客に使用することはできません(風営法22条第3号)。
    18歳未満の者を稼働させている場合には、風営法違反が成立します。

    さらに、18歳未満の者に本番行為(=性交(SEX))をさせていたのであれば、児童福祉法の「児童に淫行させる罪」(34条第1項第6号)に該当し、10年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金又はこれを併科する(60条第1項)という重い処罰が科せられます。
    仮に本番行為まではさせていない場合であっても、児童福祉法の「淫行」には、男女間の性交(SEX)に限られず、性交類似行為も含まれます。
    性交類似行為の範囲について、裁判例として、男女間の性交(SEX)の姿態を模して行う手淫、素股その他の性交類似行為、同性愛的異常性欲満足の対象として手淫その他の異常性行為、男色行為がいずれも認められています。
    本番はさせていないとしても、性交類似行為に該当する行為をさせているのであれば、やはり同様の重い処罰を科せられることとなります。

    実際にあった事件&ニュース

    売春をさせたとして、周旋罪に問われた事案店(風俗店)でなくても、
    個人でも罪に問われることはあります。

    【中高生に売春させた疑い 相手1人当たり5千円しか渡さず 未成年の男女逮捕】2012.5.23

    奈良県警西和署などは22日、中学生や高校生を勧誘して売春をさせたとして、売春防止法違反(周旋)などの疑いで奈良県大和郡の無職の女(18)、職業安定法違反(有害業務の紹介)の疑いで奈良市の会社員の男(19)を逮捕しました。
    女の逮捕容疑は、昨年12月〜今年1月、当時中学2年の女子生徒(14)に売春をさせる目的で「デリバリーヘルスに興味ありますか」と勧誘したり、当時高校1年の女子生徒(16)に、売春をさせたりした疑い。
    西和署によると、逮捕された男女と2人の女子生徒は、女子生徒らが開設したホームページを通じて知り合ったとのこと。男女は別の出会い系サイトで「2万円で会える方募集」と男性客を呼び込み、女子生徒に売春をさせ、相手1人当たり5千円を渡していたといいます。
    同署は2人が他にも中学生数人に売春行為をさせていたとみて調べています。

    【5年にわたり知人女性に売春させた姉妹逮捕】2010.12.1 中日新聞

    5年にわたり知人女性(34)を囲って売春させたとして、愛知県警保安課と中川署などは30日、売春防止法違反(管理売春)の疑いで、名古屋市中区の無職の女(37)と同市港区の妹(35)の両容疑者を逮捕しました。
    逮捕容疑では、2005年11月から今年10月にかけ、中区にある容疑者のマンションの一室に女性を住まわせ、容疑者が出会い系サイトで募った男性を相手にホテルで売春させたとされます。
    同署によると、両容疑者と女性は02年ごろホストクラブで知り合ったとのこと。容疑者は女性がホストクラブ通いで負った120万円の借金を肩代わりするかわりに返済名目で売春を強要。売春代金は全て両容疑者が取り、5年で4千万円を得たとみられます。
    女性は1日1000円だけを渡されて生活。行動の制限はなかったが「客を取ってこい。ばか野郎」などと脅され、心理的に逃げられなかったとのこと。女性は先月18日、「体がボロボロになる。助けてください」と中川署に駆け込みました。

    CASE.2こういう時 どうなる? こういう時どうなる?

    店内には「本番行為は罰金100万円」の貼り紙が貼ってありましたが、風俗嬢・デリヘル嬢が別料金2万でいいと言うので、2万円を支払って本番行為をしました。しかし、店を出ようとしたときに、店員から罰金100万円の支払いを求められました。100万円を支払わなければならないのでしょうか?

    風俗店でのトラブルは非常に多いようです。
    風俗・性風俗とは何でしょうか?特別な規制はないのでしょうか?

    「本番行為は罰金100万円」の貼り紙の効力について

    18歳以上の風俗嬢・デリヘル嬢の同意を得て性行為(SEX)を行った場合に違法ではないことは【CASE.1】の解説のとおりですが、店が禁止する行為を行ったことについての罰則として、100万円の罰金を支払う必要があるのでしょうか?
    罰金額をあらかじめ貼り紙で告知していたにも拘わらず、客が店に禁止された行為をしたのだから、100万円を支払わなければならないようにも考えられます。

    通常の有償取引であれば、一方が相手方に財物やサービスを提供したときは、これを受けた側が当然にその対価を支払います。
    この価額はあらかじめ合意されているものであり、財物やサービスを受けた者が正当な理由なく支払いを拒否したり減額を求めたりすることはできません。
    しかし、この貼り紙は取引の条件を示したものではなく、「本番行為をするな」という警告の趣旨で書かれたものであると考えられます。
    この貼り紙は心理的な抑止効果を狙ったものであって、本番行為の対価として100万円もらおうという意志表示ではないのが通常です。

    契約は原則として当事者同士で申込みと承諾があってはじめて成立します。
    100万円の支払いを求める張り紙が、警告ではなく契約の申込みだと考えるとしても、本番行為を行った客の承諾があるとは言えません。一方的に通知しただけで契約が成立したとするのは難しいでしょう。
    店のルールに従わなかったとして何らかのペナルティが支払わされる可能性はあるものの、100万円を支払う必要まではありません。

    CASE.3こういう時 どうなる? こういう時どうなる?

    プレイの最中、女の子に怪我をさせてしまいました。罪になるのでしょうか。

    風俗店でのトラブルは非常に多いようです。
    風俗・性風俗とは何でしょうか?特別な規制はないのでしょうか?

    刑法(その他特別法)上の問題

    客が意図して風俗嬢・デリヘル嬢に怪我を負わせたのであれば、傷害罪(刑法204条)が成立します。
    また、客が風俗嬢・デリヘル嬢に怪我させることを意図していない場合であっても、店に禁止された身勝手な行動をとったことによって風俗嬢・デリヘル嬢を怪我させてしまったような場合であれば、過失傷害罪(刑法209条)が成立する可能性があります。

    民法上の問題

    風俗嬢・デリヘル嬢に、故意または過失によって怪我をさせたのであれば、民事上は不法行為(民法709条)として損害賠償責任を負います。

    損害賠償の範囲については
    「通常生ずべき損害」の範囲とされます(民法416条)。
      ・風俗嬢・デリヘル嬢に対する医療費
      ・風俗嬢・デリヘル嬢に対する慰謝料
      ・さらには、店に対する損害額
    損害としてどこまで認められるのかが問題となります。

    バンドエイドでも貼っておけば翌日には治っていそうな程度の傷を見せられて、治療費と慰謝料で50万円と請求される場合もあります。損害賠償責任を負う以上は、お金を支払う義務はありますが、店及び風俗嬢・デリヘル嬢の請求額が法外に高い場合もあります。
    凄まれ脅され、逆に恐喝される場合もあります。治療費と慰謝料を請求できる立場であっても、金銭を脅し取ることは許されません。暴行・脅迫を用いて恐喝行為を行えば、恐喝罪(刑法249条1項)が成立する場合もあります。
    弁護士に依頼した方が無難でしょう。


    なお、SMクラブのように、ある程度軽傷が予想されるプレイをサービス内容とする場合はどうでしょうか。風俗嬢・デリヘル嬢がムチで打たれたり、縄で緊縛されたりすることをサービスの内容としている場合には、それに当然伴う軽傷については風俗嬢・デリヘル嬢が同意していることが考えられます。

    実際にあった事件&ニュース

    【簡裁の判事 風俗店で女性にかみつきわいせつ致傷】

    大阪府牧方市の牧方簡裁の簡裁判事(60)が昨年10月、神戸市内の風俗店で女性店員にけがをさせたなどとして書類送検されていたことがわかりました。
    店側と示談が成立したため、神戸地裁は強制わいせつ致傷罪の成立を認めたうえで、不起訴処分(起訴猶予)としていました。
    簡裁判事は反省していたといい、大阪地裁は懲戒処分ではなく厳重注意とし、簡裁判事は依願退官しました。退職金は支給されます。
    大阪地裁などによると、元簡裁判事は休日だった昨年10月6日夜、神戸市内の風俗店で、20歳代の女性店員の唇を強くかんで数週間のけがをさせ、わいせつ行為をしたとされます。
    関係者によると、女性店員から被害の訴えがあり、女性店員の唇から血が出てはれていたことを確認。店側が同日、元簡裁判事を連れて近くの警察署に届け出ました。
    後日、元簡裁判事は店側と女性店員に謝罪し、計170万円を支払うことで示談したといいます。元簡裁判事はその後も出勤していたが、同月15日、風俗店で騒動を起こして店員にけがをさせたことを大阪地裁に報告。その後、自宅待機となりました。
    神戸地検の不起訴処分後の11月16日、大阪地裁は「懲役処分には該当しない」として厳重注意とし、元簡裁判事は同日、退官しました。店側関係者は「謝罪を受け、初めて職業を知ったとのこと。裁判官でもこんなことをするのかと思った」と話していました。
    裁判官分限法に基づく懲戒処分としなかった理由について、大阪地裁は「責められるべきトラブルだが、示談成立などを総合的に判断した」と説明しています。

    CASE.4こういう時 どうなる? こういう時どうなる?

    本番行為や、女の子に怪我をさせてしまったため、店の奥に連れて行かれ、怖いお兄さんに囲まれて高額請求されました。「念書」や「示談書」にサインを求められていますが、相手の言いなりになるしかないのでしょうか?

    風俗店でのトラブルは非常に多いようです。
    風俗・性風俗とは何でしょうか?特別な規制はないのでしょうか?

    禁止されている本番行為を行うなど、規約違反の行為をした場合や、風俗嬢・デリヘル嬢に怪我をさせた場合に、店に対する損害金について支払う義務があるのでしょうか?
    店が、「違約金」を設定していた場合はどうでしょうか?
    「違約金」を支払う必要があるとした場合、さらに損害賠償請求されることはあるのでしょうか?
    「違約金」が不当に高額である場合でも全額支払わなければならないのでしょうか?

    脅されて支払請求されている場合

    実際に、風俗嬢・デリヘル嬢に怪我をさせてしまって、損害賠償を支払う必要が有る場合であっても、請求について不当な方法で行えば、店側には恐喝罪(刑法249条)が成立します。
    恐喝的手段によって、相当な損害賠償額よりも高額な金銭を支払わされた場合、支払った全額について恐喝罪が成立するというのが判例の立場です。

    【念書】

    『念書 1000万円支払います』という念書に無理やりサインさせられました。1000万円なんて法外ですし、とても払える額ではありません。支払わなければならないのでしょうか?

    念書とは、当事者間の一方が作成し、他方に交付される形式のものを指します。
    念書単体では必ずしも法的拘束力・強制力はありませんが、契約を交わしたということの証拠にはなります。契約である以上、履行義務が生じます。
    ただし、強迫されてサインした場合であば取消すことができます(民法96条1項)。
    また、慰謝料として1000万円支払う旨の念書にサインしたが、1000万円という金額が法外なもので、相手に支払意思も支払能力もないという真意を相手がわかっていた場合は、意思表示は無効とされます(民法93条但書)。
    これらの場合、1000万円は支払う必要がなくなります。

    なお、相手から執拗に請求を受けている場合で積極的に無効を主張するなら、1000万円の債務不存在確認請求の訴えを提起することもできます。

    【示談書】

    『本件について30万円を支払い、示談成立とします。』という示談書に署名押印をして、示談成立となりました。これでもう安心してよいのでしょうか。?

    示談書とは、民事上の紛争を裁判によらずに当事者間で解決する契約を、文書化したものです。
    上記示談書で、一件落着と考えるのは甘いです。示談書にはポイントがあります。

    • トラブルの日時、場所、当事者等、何の件で支払った示談金なのかが明記されているか
    • 示談金額が明確か
    • この支払限りで終わりとする清算条項があるか
    • 被害者本人の署名であって代筆によるものではないか
    • 被害者が未成年者の場合は、親権者によるものであるか   等。

    示談書に関しては弁護士に作成してもらうか、確認してもらう方が無難でしょう。

    実際にあった事件&ニュース

    【「店外で会ったら罰金30万円だ」と自衛官恐喝 風俗店店長と19歳女性店員逮捕】2012.5.9 産経新聞

    札幌・中央署は9日までに「店外デート」をした罰金名目で金を脅し取ったとして、恐喝などの疑いで札幌市白石区、風俗店店長の男K(34)と岩見沢市の女性店員(19)を逮捕しました。

    逮捕容疑は4月27日夜、札幌市中央区の繁華街ススキノの路上で千葉市の男性自衛官(30)から17万円を脅し取るなどした疑い。
    中央署によると、2人は共謀し、客として訪れた自衛官に女性店員が携帯電話のメールアドレスを教え、4月27日に札幌市中央区の路上で待ち合わせ。K容疑者が現れて「店外で会ったら罰金30万円だ。事務所に行くぞ」などと脅したとのことです。

    CASE.5こういう時 どうなる? こういう時どうなる?

    不明朗なオプション料金を上乗せされて法外な請求をされました。支払わなければならないのでしょうか?

    風俗店でのトラブルは非常に多いようです。
    風俗・性風俗とは何でしょうか?特別な規制はないのでしょうか?

    いわゆるぼったくりの事案です。
    『竹の子はぎ』といわれる手口です。
    ファッションヘルス、ピンサロといった業態で行われる手口で、「1万円ポッキリ」などとうたいつつ、竹の子の皮を剥ぐように、オプションを強要して不明朗な追加料金をどんどん要求してくる手口のようです。

    刑法(その他特別法)上の問題

    ぼったくりと考えられる金額を請求されたことについて

    詐欺罪(刑法246条)が成立する可能性が大きいでしょう。

    詐欺罪とは、他人を欺罔し錯誤に陥れさせ、財物を交付させるか、または、財産上不法の利益を得ることによって成立する犯罪です。
    法定刑は10年以下の懲役です。

    条例が制定されている場合には、
    各都道府県のぼったくり防止条例違反が成立する可能性があります。

    2000年に東京都で、いわゆるぼったくり防止条例(「性風俗営業等に係る不当な勧誘、料金の取立て等及び性関連禁止営業への場所の提供の規制に関する条例」)が施行されました。
    これにより、明確な料金表示の義務化、乱暴な言動や暴力による料金不当取立の禁止が規定され、被害は減少しました。

    民法上の問題

    金額を隠して飲食させて多額の代金を支払わせた場合には詐欺ですので、取消すことが出来ます(民法96条1項)。
    強迫・恐喝行為によって支払わせた場合には公序良俗に反する契約ですので無効です(民法90条)。
    料金を支払う必要はありません。

    その場では、怖くて支払ってしまったという場合であれば、
    後から取消し又は無効を請求して返金を求めることも可能です。
    相手方はあなたを詐欺強迫して金銭を得ているので「悪意の受益者」として、あなたから受け取った金銭に利息を付して返還しなければなりません(民法704条)。
    しかし、相手はぼったくりをするような店ですので弁護士に依頼すべきでしょう。
    また、相手方の不当な要求は刑法上の詐欺罪や恐喝罪が成立するもので、民事上の不法行為(民法709条)に基づく損害賠償請求をすることも可能です。

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