• よくある男女トラブル風営法違反キャバクラトラブルふうえいほういはん

    【風営法違反(風適法違反)】風営法28条の定めにより、官公庁施設や学校・図書館・児童福祉施設から半径200m以内において新たに店舗型性風俗関連特殊営業を行うことは禁止されています(対象施設の設置前から既に営業している店に関してはその限りではありません)。
  • キャバクラのトラブル事例 [風営法違反(風適法違反)]実際に起きたトラブル事例と結果について

    • CASE.1

      こういう時 どうなる?

      こういう時どうなる?

      値段は明示されていなかったものの、水割り1杯でこの値段はどう考えてもぼったくりだ。

    • CASE.2

      こういう時 どうなる?

      こういう時どうなる?

      酔っぱらって寝てしまったら、翌日高額請求書が。

    • CASE.3

      こういう時 どうなる?

      こういう時どうなる?

      【CASE.1】【CASE.2】で請求額に納得がいかなかったので、支払を拒絶したら、店の奥に連れて行かれ、怖いお兄さんに囲まれて凄まれた。

    • CASE.4

      こういう時 どうなる?

      こういう時どうなる?

      キャバ嬢の胸を触ったとして、キャバ嬢と店から高額請求

    • CASE.5

      こういう時 どうなる?

      こういう時どうなる?

      キャバ嬢が、「もっとお店にいっぱい来てくれたらそのうち付き合ってあげてもいいよ」と言っていたから、お店に通い詰めプレゼントもあげていたのに、実はホストと同棲中であることが発覚しました。今まで貢いだ分を返せ。

    • CASE.6

      こういう時 どうなる?

      こういう時どうなる?

      キャバ嬢に入れあげて、携帯電話に何度も着信を残したり、自宅をつきとめて自宅の前で待ち伏せしたりしています。問題になるのでしょうか?

    • CASE.7

      こういう時 どうなる?

      こういう時どうなる?

      フィリピンパブでフィリピーナに夢中になり通いつめていたら、婚姻届を書かされました。しかし、彼女はすぐにお店を辞めてしまい音信不通です。結婚を取り消すことはできるでしょうか?

    • CASE.8

      こういう時 どうなる?

      こういう時どうなる?

      クラブの経営者が、ホステスへの固定給を止め、歩合制のみと変更。そのかわり、個人の客からのチップ・水あげに関してはホステスの取り分を増やすこととするので、今まで以上に稼げる者も増えるであろう。とホステスに対して告げ、必要なら系列のホテルについては宿泊代、休憩料は店で負担するから自由に使えるようにすることは、何か問題になるでしょうか?

    • CASE.9

      こういう時 どうなる?

      こういう時どうなる?

      自称20歳だという女の子をキャバ嬢として雇っていましたが、警察のガサ入れで実は17歳であることが判明しました。採用に関しては、フロアの責任者に一任していました。本人が20歳だと言っていたのだし、厚化粧をした見た目は20歳に見えていたのだから問題ないですよね?

    • CASE.10

      こういう時 どうなる?

      こういう時どうなる?

      客から知らずに精液入りドリンクを飲まされていた。男に制裁を加えることはできるか?

    • CASE.11

      こういう時 どうなる?

      こういう時どうなる?

      客のツケはキャバ嬢(ホステス)が立て替えなければならないという店の決まりがありますが、この決まりは有効なのでしょうか?

    • CASE.12

      こういう時 どうなる?

      こういう時どうなる?

      客の男性が自分に入れ込んでおり、毎日多額の飲食代を支払っています。頻繁にプレゼントやお小遣いもくれて、1ヵ月で3,000万円以上をつぎ込んでいるようです。聞いたことのない会社に勤めるサラリーマンの彼が、こんなにお金に余裕があるとは考えられません。最初の来店から累計1億円が私に使われています。さすがにヤバいお金なのではないかという気がするのですが、私は罪に問われませんよね?

    CASE.1こういう時 どうなる? こういう時どうなる?

    値段は明示されていなかったものの、水割り1杯でこの値段はどう考えてもぼったくりだ。

    キャバクラでのトラブルは非常に多いようです。
    キャバクラとは何でしょうか?何か特別な規制はないのでしょうか?

    刑法(その他特別法)上の問題

    ぼったくりと考えられる金額を請求されたことについて

    詐欺罪(刑法246条)が成立する可能性が大きいでしょう。

    詐欺罪とは、他人を欺罔し錯誤に陥れさせ、財物を交付させるか、または、財産上不法の利益を得ることによって成立する犯罪です。
    法定刑は10年以下の懲役です。

    条例が制定されている場合には、
    各都道府県のぼったくり防止条例違反が成立する可能性があります。

    2000年に東京都で、いわゆるぼったくり防止条例(「性風俗営業等に係る不当な勧誘、料金の取立て等及び性関連禁止営業への場所の提供の規制に関する条例」)が施行されました。
    これにより、明確な料金表示の義務化、乱暴な言動や暴力による料金不当取立の禁止が規定され、被害は減少しました。

    実際にあった事件&ニュース

    【ぼったくり防止条例、初の一斉摘発】

    警視庁保安課と新宿、池袋両署などは2009年12月10日、東京・新宿と池袋の性風俗店と飲食店2店の店長ら5人を風営適正化法違反の疑いで現行犯逮捕しました。悪質なぼったくり店を取り締まる条例として全国で初めて成立した東京都の「性風俗営業等に関わる不当な勧誘、料金の取立て等の規制に関する条例(通称・ぼったくり防止条例)」が10日に発効し、同課などは11日、同条例違反容疑でもこの5人を東京地検に送検する方針。
    逮捕されたのは、東京都新宿区歌舞伎町1丁目、個室マッサージ店「ヌキペロ」の経営者の男(30)と従業員の男2人、豊島区西池袋1丁目、バー「パブスナック トップイン」の店長の男(29)と従業員の男1人の計5人。

    民法上の問題

    金額を隠して飲食させて多額の代金を支払わせた場合には詐欺ですので、取消すことが出来ます(民法96条1項)。
    また、【CASE.3】のように店員に威圧され、畏怖によって支払ってしまったのであれば、強迫による意思表示であってやはり取り消すことができます(民法96条1項)。

    そもそも法外な料金の契約は、公序良俗に反するものですので無効です(民法90条)。

    公序良俗に反する行為とは以下の3つに大別されます。
     ①財産的秩序に反する行為
     ②倫理的秩序に反する行為
     ③自由・人権を害する行為

    ①の財産的秩序に反する行為は、
     ア)他人の無思慮・窮迫に乗じて不当の利を博する行為(暴利行為など)
     イ)他人に著しい損害を加える行為
     ウ)営業の自由の過度の制限
     エ)射幸的行為(賭博など偶然の利益を受け取ることを目的とする行為)
    などに細分化されます。

    本件のぼったくり行為は、①のア)暴利行為に該当します。

    その場では、怖くて支払ってしまったという場合であれば、
    後から上記のとおり、取消又は無効を請求して返金を求めることが可能です。
    相手方はあなたを詐欺強迫して金銭を得ているので「悪意の受益者」として、あなたから受け取った金銭に利息を付して返還しなければなりません(民法704条)。
    しかし、相手はぼったくりをするような店ですので弁護士に依頼すべきでしょう。
    また、相手方の不当な要求は刑法上の詐欺罪や恐喝罪が成立するもので、民事上の不法行為(民法709条)に基づく損害賠償請求をすることも可能です。

    CASE.2こういう時 どうなる? こういう時どうなる?

    酔っぱらって寝てしまったら、翌日高額請求書が。

    キャバクラでのトラブルは非常に多いようです。
    キャバクラとは何でしょうか?何か特別な規制はないのでしょうか?

    刑法(その他特別法)上の問題

    ぼったくりと考えられる金額を請求されたことについて

    詐欺罪(刑法246条)が成立する可能性が大きいでしょう。

    詐欺罪とは、他人を欺罔し錯誤に陥れさせ、財物を交付させるか、または、財産上不法の利益を得ることによって成立する犯罪です。
    法定刑は10年以下の懲役です。

    条例が制定されている場合には、
    各都道府県のぼったくり防止条例違反が成立する可能性があります。

    2000年に東京都で、いわゆるぼったくり防止条例(「性風俗営業等に係る不当な勧誘、料金の取立て等及び性関連禁止営業への場所の提供の規制に関する条例」)が施行されました。
    これにより、明確な料金表示の義務化、乱暴な言動や暴力による料金不当取立の禁止が規定され、被害は減少しました。

    実際にあった事件&ニュース

    【ぼったくり防止条例、初の一斉摘発】

    警視庁保安課と新宿、池袋両署などは2009年12月10日、東京・新宿と池袋の性風俗店と飲食店2店の店長ら5人を風営適正化法違反の疑いで現行犯逮捕しました。悪質なぼったくり店を取り締まる条例として全国で初めて成立した東京都の「性風俗営業等に関わる不当な勧誘、料金の取立て等の規制に関する条例(通称・ぼったくり防止条例)」が10日に発効し、同課などは11日、同条例違反容疑でもこの5人を東京地検に送検する方針。
    逮捕されたのは、東京都新宿区歌舞伎町1丁目、個室マッサージ店「ヌキペロ」の経営者の男(30)と従業員の男2人、豊島区西池袋1丁目、バー「パブスナック トップイン」の店長の男(29)と従業員の男1人の計5人。

    民法上の問題

    金額を隠して飲食させて多額の代金を支払わせた場合には詐欺ですので、取消すことが出来ます(民法96条1項)。
    また、【CASE.3】のように店員に威圧され、畏怖によって支払ってしまったのであれば、強迫による意思表示であってやはり取り消すことができます(民法96条1項)。

    そもそも法外な料金の契約は、公序良俗に反するものですので無効です(民法90条)。

    公序良俗に反する行為とは以下の3つに大別されます。
     ①財産的秩序に反する行為
     ②倫理的秩序に反する行為
     ③自由・人権を害する行為

    ①の財産的秩序に反する行為は、
     ア)他人の無思慮・窮迫に乗じて不当の利を博する行為(暴利行為など)
     イ)他人に著しい損害を加える行為
     ウ)営業の自由の過度の制限
     エ)射幸的行為(賭博など偶然の利益を受け取ることを目的とする行為)
    などに細分化されます。

    本件のぼったくり行為は、①のア)暴利行為に該当します。

    その場では、怖くて支払ってしまったという場合であれば、
    後から上記のとおり、取消又は無効を請求して返金を求めることが可能です。
    相手方はあなたを詐欺強迫して金銭を得ているので「悪意の受益者」として、あなたから受け取った金銭に利息を付して返還しなければなりません(民法704条)。
    しかし、相手はぼったくりをするような店ですので弁護士に依頼すべきでしょう。
    また、相手方の不当な要求は刑法上の詐欺罪や恐喝罪が成立するもので、民事上の不法行為(民法709条)に基づく損害賠償請求をすることも可能です。

    CASE.3こういう時 どうなる? こういう時どうなる?

    【CASE.1】【CASE.2】で請求額に納得がいかなかったので、支払いを拒絶したら、店の奥に連れていかれ、怖いお兄さんに囲まれて凄まれた。

    キャバクラでのトラブルは非常に多いようです。
    キャバクラとは何でしょうか?何か特別な規制はないのでしょうか?

    刑法(その他特別法)上の問題

    店の奥に連れていかれ、怖いお兄さんに囲まれて凄まれたことについて

    恐喝罪(刑法249条)が成立する可能性があります。

    恐喝罪とは、暴力や相手の公表できない弱みを握るなどして脅迫すること等で相手を畏怖させ、金銭その他の財物を脅しとることを内容とする犯罪です。
    法定刑は10年以下の懲役です。

    逮捕・監禁罪(刑法220条)が成立する可能性があります。

    逮捕・監禁罪とは、不法に人を逮捕し、または監禁する行為を内容とします。
    法定刑は3月以上7年以下の懲役です。
    逮捕・監禁の結果として傷害または死亡の結果が生じた場合には、逮捕・監禁致死傷罪(刑法221条)となり、傷害の罪と比較して重い刑により処断されます。

    実際にあった事件&ニュース

    【客の男性を監禁 経営者逮捕】毎日新聞

    東心斎橋の「ノース」経営の男(20)は、約22万円の代金請求を拒んだ客の男性会社員(26)を別の店舗に約3時間にわたって監禁し、胸などにけがをさせたとして、恐喝や傷害、逮捕監禁の容疑で2012年2月に逮捕されました。

    民法上の問題

    金額を隠して飲食させて多額の代金を支払わせた場合には詐欺ですので、取消すことが出来ます(民法96条1項)。
    また、【CASE.3】のように店員に威圧され、畏怖によって支払ってしまったのであれば、強迫による意思表示であってやはり取り消すことができます(民法96条1項)。

    そもそも法外な料金の契約は、公序良俗に反するものですので無効です(民法90条)。

    公序良俗に反する行為とは以下の3つに大別されます。
     ①財産的秩序に反する行為
     ②倫理的秩序に反する行為
     ③自由・人権を害する行為

    ①の財産的秩序に反する行為は、
     ア)他人の無思慮・窮迫に乗じて不当の利を博する行為(暴利行為など)
     イ)他人に著しい損害を加える行為
     ウ)営業の自由の過度の制限
     エ)射幸的行為(賭博など偶然の利益を受け取ることを目的とする行為)
    などに細分化されます。

    本件のぼったくり行為は、①のア)暴利行為に該当します。

    その場では、怖くて支払ってしまったという場合であれば、
    後から上記のとおり、取消又は無効を請求して返金を求めることが可能です。
    相手方はあなたを詐欺強迫して金銭を得ているので「悪意の受益者」として、あなたから受け取った金銭に利息を付して返還しなければなりません(民法704条)。
    しかし、相手はぼったくりをするような店ですので弁護士に依頼すべきでしょう。
    また、相手方の不当な要求は刑法上の詐欺罪や恐喝罪が成立するもので、民事上の不法行為(民法709条)に基づく損害賠償請求をすることも可能です。

    CASE.4こういう時 どうなる? こういう時どうなる?

    キャバ嬢の胸を触ったとして、キャバ嬢と店から高額請求されました。

    キャバクラでのトラブルは非常に多いようです。
    キャバクラとは何でしょうか?何か特別な規制はないのでしょうか?

    刑法(その他特別法)上の問題

    程度にもよりますが、女性の同意を得ずに胸を触れば、強制わいせつ罪(刑法176条)もしくは迷惑防止条例違反にはなる可能性があります。

    民法上の問題

    不法行為(民法709条)として損害賠償請求されることもあり得ます。

    損害の範囲はどこまででしょうか?

    ① キャバ嬢がショックで精神科に通った医療費
    ② 胸を触られたことによるキャバ嬢の精神的損害
    ③ ショックで働けなくなったキャバ嬢の休業損害
    ④ ショックでキャバ嬢が辞めてしまったために店が被った損害

    不法行為の損害賠償の範囲については、債務不履行についての損害賠償の範囲の規定(民法416条)が類推適用され「通常生ずべき損害」について賠償責任が認められます。(大判大正15.5.22/最判昭和48.6.7)。

    【積極的損害】

    積極的損害とは積極的な形で現実に支出された費用を指し、入院費・治療費・付添費・見舞費用・弁護士費用・立替費用などが相当とみられる範囲内において積極的損害にあたるとされます。

    ①キャバ嬢がショックで精神科に通った医療費

    【消極的損害】

    消極的損害は不法行為がなければ得られたであろう利益であり、得べかりし利益あるいは失われた利益という意味で逸失利益とも呼ばれます。

    ③ショックで働けなくなったキャバ嬢の休業損害
    ④ショックでキャバ嬢が辞めてしまったために店が被った損害

    【慰謝料】

    慰謝料は生命・身体・自由・名誉など精神的損害に対する賠償である。財産的損害の場合とは異なり非財産的損害において算定は裁量によるほかないが、慰謝料額は実務上においておおよその基準額が形成されています。

    ②胸を触られたことによるキャバ嬢の精神的損害

    男性の行為の程度や、女性の損害の程度によるので事例毎の判断になります。
    キャバクラは、キャバ嬢が客の席について酒を提供して接待し、疑似恋愛的な雰囲気を醸し出し、自分に好意を持たせて自分の客として売上を上げるように意図する商売です。キャバ嬢が積極的に男性客の手を握ったり、男性客に密着することもありますし、男性客がキャバ嬢の太ももを触ったりすることを黙認していることもしばしばあります。
    行為に比して判断されますが、損害の範囲は極めて限定されることが予想されます。

    そもそも女性従業員と経営者が共謀して不当な高額請求をしているとも考えられますので、その点で美人局事例と類似しています。

    CASE.5こういう時 どうなる? こういう時どうなる?

    キャバ嬢が、「もっとお店にいっぱい来てくれたらそのうち付き合ってあげてもいいよ」と言っていたから、お店に通い詰めプレゼントもあげていたのに、実はホストと同棲中であることが発覚しました。今まで貢いだ分を返せ。

    キャバクラでのトラブルは非常に多いようです。
    キャバクラとは何でしょうか?何か特別な規制はないのでしょうか?

    キャバ嬢が付き合ってあげると言われたから貢いだのに、付き合ってくれないのは、「詐欺だ!」といえるのでしょうか?

    刑法(その他特別法)上の問題

    刑法の詐欺罪(刑法246条)が成立するための要件
    1. 欺く行為(欺罔行為)
    2. 被欺罔者が錯誤に陥ること
    3. 錯誤に基づいて交付等の財産的処分行為をすること
    4. 物又は財産上不法の利益の収得に因果関係があること

    キャバクラの店内において発せられた、キャバクラ嬢の「もっとお店にいっぱい来てくれたらそのうち付き合ってあげてもいいよ」という発言が欺罔行為と言えるのか。それを信じたことが錯誤に陥ったと言えるのかが問題となります。

    キャバクラは、キャバクラ嬢・キャバ嬢と呼ばれる女性スタッフが客の席について接待を行う飲酒店です。
    疑似恋愛的な雰囲気を醸し出し、相手に話を合わせながらいい気分でお酒を飲ませることがキャバ嬢には求められているようです。
    同伴回数や、指名回数、指名客が支払った金額等によってキャバ嬢の収入が上下することも多く、キャバ嬢の人気ランキングを大々的に発表している店がほとんどであることから、キャバ嬢は自分の客を多く持とうと努力します。
    そのために、キャバ嬢が客に対して好意を持っているように告げたり、恋人のように接したりというのは営業努力の一種で、あくまで一時の夢を売る商売であるというのは一般的によく知られたことです。

    事案毎の判断でケースバイケースかとは思いますが、
    一般的にリップサービスと言える範囲内であれば詐欺罪にはなりません。

    民法上の問題

    プレゼントを返せと言われたら

    意中のキャバ嬢の気を引くために貢いだ行為は、通常、贈与契約に当たります。
    「あげるよ」と提示して、「ありがとう」と承諾すれば、契約は成立です。
    契約書はなくても構いませんが、書面を作成しない場合は、贈与が完了するまでであれば撤回することができます。
    通常、動産であれば引き渡しをもって贈与完了とします。
    「君の誕生日に宝石をあげるね」「ありがとう」で贈与契約は成立しますが、誕生日の前に、「やっぱりあげない」「やっぱり欲しくない」と一方が言えば贈与はなかったことになります。しかし、既に宝石を引き渡した後であれば、「やっぱりこの前の話は無かったことにしよう。宝石を返して。」
    と言っても、相手が任意に応じてくれない以上、取り返すことはできません。

    犯罪不成立

    動機の錯誤にしかならないので詐欺とはいえません。
    そもそも、キャバクラは一時の夢を売る商売であり、キャバ嬢が自分の売上を上げるために甘い言葉を使うのはよく知られたことです。
    店につぎ込んで貢いだ金を返せと言ってみたところで、飲食店で金銭を使うのは客本人の楽しみのためで、「だまされてお金を使った」という理屈は通用しないでしょう。
    貢いだ分を取り返すことは困難でしょう。

    支払った金額について、返還請求することも、損害賠償請求することもできません。

    CASE.6こういう時 どうなる? こういう時どうなる?

    キャバ嬢に入れあげて、携帯電話に何度も着信を残したり、自宅をつきとめて自宅の前で待ち伏せしたりしています。問題になるのでしょうか?

    キャバクラでのトラブルは非常に多いようです。
    キャバクラとは何でしょうか?何か特別な規制はないのでしょうか?

    刑法(その他特別法)上の問題

    携帯に何度も着信・自宅の前で待ち伏せ等は、ストーカー規制法違反になる可能性があります。

    もし、待ち伏せ行為がマンションの敷地内で行われていた場合には、住居侵入罪(刑法130条)についても成立します。

    民法上の問題

    キャバ嬢から不法行為(民法709条)に基づく損害賠償請求をされる可能性があります。

    CASE.7こういう時 どうなる? こういう時どうなる?

    フィリピンパブでフィリピーナに夢中になり通いつめていたら、婚姻届を書かされました。しかし、彼女はすぐにお店を辞めてしまい音信不通です。結婚を取り消すことは出来るでしょうか?

    キャバクラでのトラブルは非常に多いようです。
    キャバクラとは何でしょうか?何か特別な規制はないのでしょうか?

    偽装結婚とよばれる問題

    偽装結婚をする外国人女性及びその組織の目的は何でしょうか?

    ビザの制限を気にせずに日本で働きたいからということが多いでしょう。
    日本人と結婚したからといって日本国籍を取得することはできません。
    ただし、日本人と結婚している外国人は、いわゆる『結婚ビザ』『配偶者ビザ』と呼ばれている、「日本人の配偶者等」という在留資格を取得して日本で暮らすことができます。
    日本人の配偶者等という在留資格の1番のメリットは、活動に制限がないことです。転職も自由ですし、アルバイト、パートも自由。
    永住許可を申請する場合にも、日本人の配偶者であれば通常よりも容易に取得することが可能なようです。

    入れあげた外国人ホステスと結婚できると舞い上がって騙される男性もいますが、中には、偽装結婚と分かっていて戸籍を貸す男性もいます。
    日本国籍を取得したい外国人女性は、ブローカーに多額の費用を支払い、そのうちの数十万円程度が報酬として日本人男性に渡されているようです。

    では、偽装結婚とわかっていて婚姻届にサインをするのは罪になるのでしょうか?

    戸籍簿に婚姻という不実の記載をさせているので、
    公正証書原本不実記載・同行使/電磁的公正証書原本不実記録・同供用罪(刑法157条)で、5年以下の懲役又は50万円以下の罰金になります。

    偽装結婚であったと気が付いた後に、結婚を取消すことはできるでしょうか?

    国際私法上の問題となりまが、まずは日本法のみについて検討します。当事者間に婚姻をする意思がないときはその婚姻は無効とされており、その「意思」というのは単に婚姻届を提出する意思ではなく、実質的に婚姻をする意思であると解されていますので、いわゆる偽装結婚は、無効です。取消しではなく、結婚の最初に遡って無効となります。
    ただし、無効だからといって戸籍を自動的に訂正できるわけではなく、家庭裁判所に調停を求め、これが不成立であれば、戸籍上の妻を相手取って人事訴訟(婚姻無効の訴)を提起することとなります。
    婚姻無効となっても、戸籍上は婚姻届が提出され、それが無効とされた経過の記録自体は残ってしまいます。いわゆるバツイチと同じです。

    【偽装結婚の国籍など別検挙状況】
    偽装結婚総数外国人日本
    合計中国フィリピン韓国ベトナムロシアタイその他
    平成22年15391461919111462
    平成21年15391461919111462
    増減数1961056-6-2-2-513
    増減率14.2%7.1%27.8%35.7%46.2%-85.7%-66.7%-66.7%-55.6%26.5%
    人員平成22年47120290544132210269
    平成21年375159682531115217216
    増減数9643222910-8-30-753
    増減率25.6%27.0%32.4%116.0%32.3%-72.7%-60.0%0.0%41.2%24.5%

    ※警察庁調べ
    ※外国人とは我が国に在住する来日外国人、定着居住者(永住者、永住者の配偶者など、特別永住者)、
    在日米軍関係者及び在留資格不明者を意味する

    実際にあった事件&ニュース

    【偽装結婚斡旋で元警視庁警察官の行政書士を逮捕】産経新聞

    虚偽内容の婚姻届を作成するなどして、日本人と中国人の偽装結婚をさせたとして、警視庁組織犯罪対策1課は電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで、元警視庁警察官で行政書士の男(55)を逮捕しました。
    同課によると、容疑者は「偽装結婚とは知らなかった」と容疑を否認しています。
    逮捕容疑は平成19年12月3日、中国籍の女(26)と日本人の男(45)の虚偽の婚姻届を台東区役所に提出したなどとしています。
    同課によると、容疑者は婚姻届を提出する際に必要な書類を作成し、報酬として20万円を受け取っていたとみられています。
    同課はこれまでに、国際結婚相談所を経営していた女(40)=同罪などで起訴済み=らブローカー4人と偽装結婚をしていたとみられる男女計10人を同容疑などで逮捕。同課は容疑者らが、ほかにも7件の偽装結婚に関与したとみて調べています。

    【ベトナム人偽装結婚 ブローカーの暴力団員逮捕 借金の肩代わりに斡旋】産経新聞

    ベトナム人の男に在留資格を取得させるため、婚姻の意思のない日本人の女と結婚させたとして、警視庁組織犯罪対策1課と竹の塚署は、電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで、東京都足立区大谷田、指定暴力団山口組系組員の男M(40)ら2人を逮捕。また、偽装結婚したとして、同区神明、無職の女F(44)ら2人を逮捕しました。
    同課によると、M容疑者はF容疑者に、借金の肩代わりとして偽装結婚を斡旋していました。M容疑者は「金のために偽装結婚させた」と供述し、F容疑者とともに容疑を認めているといいます。
    逮捕容疑は、平成20年10月、F容疑者とベトナム人の男の嘘の婚姻届を埼玉県草加市の役所に提出したとしています。
    同課によると、昨年10月、F容疑者がM容疑者の借金の厳しい取立てに困り、竹ノ塚署に相談していました。ベトナム人の男は報酬としてM容疑者側に300万円を支払ったといいいます。

    【「報酬160万円受け取った」 偽装結婚容疑で日本人の男とフィリピン人の女逮捕】産経新聞

    偽装結婚のためにうその婚姻届を区役所に提出したとして、警視庁綾瀬署は、電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで、フィリピン国籍の高齢者福祉施設介護職員の女O(28)と、飲食店従業員の男N(47)の両容疑者を逮捕しました。
    同署によると、2人は容疑を認め、O容疑者は「どうしても資格を取って日本で働き、お金を稼ぎたかった」、N容疑者は「お金がほしかった。報酬として約160万円を受け取った」と供述しています。
    逮捕容疑は、O容疑者の在留資格を得る目的で、平成21年1月、N容疑者との虚偽の婚姻届を足立区役所に提出したとしています。
    同署によると、2人は一時期、同じフィリピンパブに勤務していました。婚姻届を提出した21年1月から逮捕されるまで、1度も一緒に生活していた形跡はなかったとのことです。

    【在留目的で偽装結婚 会社員の男と中国籍の女逮捕】産経新聞

    栃木県警組織犯罪対策課第1課と宇都宮東署は6日、日本への在留目的で偽装結婚したとして、電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで、宇都宮市五代、会社員の男T(49)と中国籍の無職の女Y(26)を逮捕しました。いずれも容疑を認めています。
    県警などの調べによると、T容疑者らは平成20年3月、Y容疑者の在留資格を得る目的で、結婚する意思がないのに宮城県登米市役所に婚姻届を提出、同年4月に同県桶谷町役場でT容疑者の戸籍に不実の記載をさせた疑いがもたれています。県警などで、偽装結婚に至った経緯などを調べています。

    CASE.8こういう時 どうなる? こういう時どうなる?

    クラブの経営者が、ホステスへの固定給を止め、歩合制のみと変更。そのかわり、個人の客からのチップ・水あげに関してはホステスの取り分を増やすこととするので、今まで以上に稼げる者も増えるであろう。とホステスに対して告げ、必要なら系列のホテルについては宿泊代、休憩料は店で負担するから自由に使えるようにすることは、何か問題になるでしょうか?

    枕営業、つまり売春を暗に奨励してはいるものの、経営者はその対価を受け取っていない場合どうでしょうか?

    枕営業、つまり売春を暗に奨励している場合、
    売春防止法12条が禁止する「人を自己の占有し、若しくは管理する場所に居住させ、これに売春させることを業とした者は10年以下の懲役及び30万円以下の罰金」に該当する可能性があります。俗に管理売春といわれる罪です。
    経営者が、売春の対価を得ていれば、「売春させることを業とする」という認定がされやすいでしょう。
    逆に対価を得ていないからといっても、店の「客寄せ」、「店の水揚げの増加」などによる経済的利益が、ホステスの売春と密接に関連している場合にはこれに該当すると判断されます。

    売春の場所として、系列のホテルを利用させていたことも、管理売春という認定がされやすくなります。
    系列のホテルを指定しないで宿泊料などをホステスにもたせ、場所もホステスや客の好むところを選択させていた場合には、管理売春ではなく売春の周旋行為となる可能性があります。

    CASE.9こういう時 どうなる? こういう時どうなる?

    自称20歳だという女の子をキャバ嬢として雇っていましたが、警察のガサ入れで実は17歳であることが判明しました。採用に関しては、フロアの責任者に一任していました。本人が20歳だと言っていたのだし、厚化粧をした見た目は20歳に見えていたのだから問題ないですよね?

    年少者に客の接待等をさせることは禁じられています(風営法22条3号)

    風俗営業を営む者が、営業所において、18歳未満の年少者に客の接待をさせ、又は、客の相手となってダンスをさせる行為が罰せられます。

    年少者を夜間客に接する業務に従事させる行為は禁じられています(風営法22条4号)

    風俗営業を営む者が、営業所において、18歳未満の年少者を夜間(午後10時から翌日の日出時までの時間)客に接する業務に従事させる行為が罰せられます。
    「客に接する」とは、営業所において客と直接応対することです。
    具体的には、客を客席に案内すること、飲食物を客席に運ぶこと、客から飲食代金を徴収することなどです。

    違反した場合には、1年以下の懲役若しくは100万円以下の罰金、
    又は、これを併科されます。

    接待等する者の年齢が18歳未満であることを知らなかったとしても、知らなかったことについて過失があれば、犯罪が成立します。

    どのような場合であれば、18歳未満であることを知らなかったことについて過失がないといえますか?

    違反行為者において、相手方から戸籍謄本、住民票などの信頼し得る客観的資料を提出させた上、これについて性格な調査をするなど年齢調査の確実を帰するために可能な限りの注意を尽くしたといえることが必要です(大阪高判昭和63.2.24)。
    可能な限りの注意を尽くしたといえない場合には、年齢不知について過失が認められます。
    実際、18歳未満の者が風俗営業所で稼働しようとする場合、その作成する履歴書に年齢を18歳以上の年齢となるように虚偽記入をし、あるいは、他人の戸籍謄本を持参するなどして、年齢ばかりでなく氏名を偽る事例等が多く、経営者側としては、このようなことのあることを予想して十分な調査をした上で採用しなければならない義務があるものと思われます。

    経営者が被疑者とされていても、経営者自身が採用したのでなければ問題ないでしょうか?

    当該従業員の採用された経緯を認識した状況、その際の年齢確認状況、容姿言動等から推定された年齢、稼働状況に関する認識状況、その際の年齢認識状況等の年齢知情性に関する具体的事実を明らかにして、過失の有無が検討されます。
    自分が採用したのでないから問題ないということはありません。

    被疑者(経営者)弁解の一例と捜査について

    「従業員の採用面接については採用担当者に一任しており、『新しく女の子を採用した。年齢については十分に確認の上採用した。』との報告を受けていた。」との弁解に対しては、
    面接担当者から年齢確認の具体的方法についての報告内容、実際の採用面接者及び年少者の取調べ等から、年少者採用の際の年齢確認で義務を尽くしているかが捜査されます。
    次に、採用面接担当者の年齢確認方法に関し、戸籍謄本・卒業アルバム等の取り寄せの看過、両親への問い合わせの不履行等の過失が認められれば、その過失に該当する事実を被疑者に報告したか否か、その報告をしたとき、被疑者はどのように対処したか、過失に該当する事実を被疑者に報告しなかった場合、被疑者から年齢確認のための調査としてどのような手段を講じたか等について確認する質問があったか、あるいは年齢確認のための具体的な調査に関する指示があったかなどを取調べられます。

    CASE.10こういう時 どうなる? こういう時どうなる?

    キャバ嬢として働いていますが、出勤前にいつも客が栄養ドリンクをふたを開けて手渡してきます。その場で飲んで欲しいといわれていたので飲んでいましたが、ある時、異常に気づき、コップに出してみたところ精液が入っていることに気が付きました。男に制裁を加えることはできるでしょうか?

    キャバクラでのトラブルは非常に多いようです。
    キャバクラとは何でしょうか?何か特別な規制はないのでしょうか?

    刑法(その他特別法)上の問題

    傷害罪になるのでしょうか?

    精液が入っているとは知らないものの男に無理やり飲まされたものではなく、暴行行為はありません。
    暴行行為がなくとも、病気をうつすなど、人の生理的機能を害する場合には傷害罪(刑法204条)が成立します。しかし、精液を飲んだとしても不快なだけであって、生理的機能が害されるわけではありません。傷害罪の成立は困難でしょう。

    性犯罪になるでしょうか?たとえば強制わいせつ罪になるでしょうか?

    精液を飲ますと言う行為について、男性に性的意図があるのは明らかで、性犯罪になるでしょうか。たとえば強制わいせつ罪(刑法176条)が成立するのでしょうか。
    強制わいせつ罪は、13歳以上の男女に対しては暴行脅迫を手段としてわいせつ行為をすることが要件です。女性に対する暴行脅迫はないので強制わいせつ罪も成立しません。
    女性が感じた被害感情の度合いが甚大であるにもかかわらず刑法上は無罪となってしまいます。

    アイドルグループの握手会でも、ファンの男性が自分の手に精液をつけて握手にのぞむという問題がしばしば起きているようです。この場合も、犯罪は不成立です。

    他方、精液を服にかけられた場合はどうでしょうか。
    電車の中や道で出くわした痴漢から、女性が精液をかけられるという事件が報道されています。この場合は、服や鞄などが汚されているので器物損壊罪(刑法261条)が成立します。
    肌や髪などにかけられた場合はどうでしょうか。
    精液や尿をかける行為は暴行罪(刑法208条)になるとされるようです。

    実際にあった事件&ニュース

    【自衛官を公然わいせつで逮捕 尿かけは暴行】2011.6.17

    図書館で女性を前に下半身を露出し、尿とみられる液体をかけたとして、京都府警舞鶴署は17日、暴行と公然わいせつの容疑で海上自衛隊の護衛艦「みょうこう」所属の海士長の男(22)を現行犯逮捕しました。容疑を認めているといいます。
    逮捕容疑は、17日午後3時35分ごろ、舞鶴市円満寺の市立西図書館で、しゃがみこんで本を選んでいた利用客の女性(55)に対し、下半身を露出した上、尿とみられる液体を女性の肩にかけたとしています。

    【目薬容器で体液を24歳女性のスカートに・・・39歳男逮捕】2012.8.30

    自分の体液を目薬容器に入れて、路上で女性のスカートにかけたとして、警視庁本所署は器物損壊の疑いで、東京都江東区東砂の無職の男(39)を逮捕しました。吉田容疑者は容疑を認めています。逮捕容疑は5月7日午後9時ごろ、墨田区横網の路上で、帰宅途中の女性(24)に自転車で後ろから近づき、追い越しざまに目薬容器に入れた自分の体液を飛ばして、女性のスカートにかけたとされています。
    女性は直後に被害に気付き110番通報。同署は体液のDNA鑑定から吉田容疑者を特定しました。吉田容疑者は同様の手口でほかにも複数の事件への関与を認めているといい、同署が裏付けをすすめます。

    【精液入りコンドームを投げつけ、変態男逮捕】2010.10.27

    歩行中の女性に体液などが入ったコンドームを投げつけたとして、警視庁小金井署は暴行の疑いで、東京都昭島市緑町、塗装工の男(42)を逮捕しました。
    同署によると、容疑者は「3年くらい前から、100件くらいやった。性的興奮を感じた」と容疑を認めているとのこと。
    同署によると、東京・多摩地区では同様の被害が約10件確認されており、裏付けを進めています。コンドームの中に残っていた体液のDNA型などから、容疑者が浮上。容疑者は、コンドームを縛らずに投げていたといいます。
    逮捕容疑は5月23日午前8時ごろ、日野市の路上で、運転する車の車内から、女性(当時19歳)に体液などが入ったコンドームを投げつけたとしてます。

    【女子高生に唾液入り袋投げつける 容疑の男逮捕】2012.3.6

    唾液をいれたポリ袋を女子高生に投げつけたとして、警視庁田無署は、暴行の疑いで、埼玉県新座市野寺、派遣社員の男(27)を逮捕しました。同署によると、容疑者は「制服姿の女性に興味があってストレスや性的欲求を発散させようとしてやった。困った姿を想像するのが楽しかった」と容疑を認めているとのこと。
    逮捕容疑は2月16日午前9時ごろ、東京都西東京市の路上で、女子高生(18)に背後から自転車で近づき、たばこの包装袋に唾液を入れたものを背中に投げつけたとしています。
    同署によると、西東京市内で昨年9月ごろから、男が空き缶などに入れた唾液とみられる液体を女子高生に投げつける事件が数件発生。
    容疑者は「7〜9回やった」と供述しており、同署は器物損壊などの疑いで調べています。

    【使用済みコンドームを20代女性のカバンに入れる】2012.6.27 産経新聞

    自分が使用した避妊具を女性のカバンに入れたとして、警視庁中野署は、器物損壊の疑いで、住居不定、無職の男(59)を逮捕しました。同署によると、容疑者は「ストレスがたまっていた。女性の驚く顔が見たかった」と容疑を認めているとのこと。同様の被害が数十件あり、同署で関連を調べています。
    逮捕容疑は4月28日午後10時25分ごろ、東京都中野区中央の路上で、信号待ちをしていた都内の20代の女性のショルダーバッグに、コンドーム1個を投げ入れ、カバンを汚したとしています。
    同署によると、女性は数分後に気付き、同署に被害届を提出。DNA鑑定から容疑者の関与が浮上し、指名手配していました。

    【「体液みたいなのがついています」自分でつけて声かけた男 器物損壊罪で逮捕】2011.8.7 産経新聞

    「背中が汚れていますよ。体液みたいなのがついています」
    5月13日夜、男性教諭は栃木県増子町にある商店の駐車場で、自身の体液を女性の衣服につけた後、素知らぬ顔をして、そう声をかけていました。
    栃木県系栃木署は7月13日、女性に体液をつけたとして、器物損壊の疑いで、群馬県高崎市、元高校教諭(50)を再逮捕しました。4度目の逮捕でした。
    同容疑者は、栃木県内のファミリーレストランで食事をしていた女性に対し、窓越しに自身の下半身を露出したとされる公然わいせつ容疑でも逮捕されています。

    民法上の問題

    不法行為に基づく損害賠償請求ができるのでしょうか?

    ドリンクの中身が、これを渡した男性の精液であることをどのように証明すればよいのでしょうか。
    警察に持って行ったところで、前述のとおり刑事罰を加えることは難しく、事件として立たないものについてDNA鑑定をしてくれることはありません。民間業者にDNA鑑定を依頼するにはお金がかかります。しかも、相手方男性のDNAを採取しなければならず困難でしょう。
    実際には、女性が相手方男性を懲らしめるということは困難が伴います。

    実際にあった事件&ニュース

    【同僚女性のペットボトルにこっそり射精し精液を飲ませた男】

    好意を寄せていた同僚女性の飲みかけのペットボトルに射精し、精液が混入した水を女性に飲ませた犯人。
    犯人によると、既婚者である彼は、魅力的な被害者女性に好意を抱いており、彼女の唇が触れたペットボトルに性的興奮を覚えていたとのこと。
    「彼女のような美人と関係をもちたいと思いましたが、結婚生活に支障をきたしたり、誰かを傷つけることはしたくなかったので、そこまで(ペットボトルに射精)で止めておいたのです。」
    との呆れた動機を語りました。
    金曜日、女性が水の入った飲みかけのペットボトルをデスクに置いて帰宅。翌週月曜に口にした際、水の味の変化に気が付きました。しかし、それ以上は追及しなかった。3か月後、再び同様の出来事が。
    味に違和感を覚えた女性は、婚約者の男性に別のペットボトルに精液を入れてもらい、精液混入水の味を確認。混入物が精液であると確信した女性は、証拠のペットボトルを研究所に持ち込んで分析を依頼し、鑑定結果を基に警察に被害を届け出ました。
    裁判の結果、懲役180日及び3年の保護観察が宣告され、性犯罪者としての登録も義務付けられました。

    【精液入りヨーグルトを試食品として食べさせられた女性】

    被害に遭った女性と娘がスーパーで買い物をしていたところ、店員からヨーグルトの試食を勧められました。女性はひとくちヨーグルトを口に入れた途端に、精液の味がするとして床に吐き出しました。
    女性は、店を後にしてすぐに警察に通報。
    鑑識による検査の結果、ヨーグルトのサンプルには精液が混入したことが判明。
    DNAが容疑者のものと一致した。暴行罪に加え、連邦法の重罪(食品への異物混入)に問われる可能性もあります。

    CASE.11こういう時 どうなる? こういう時どうなる?

    客のツケはキャバ嬢(ホステス)が立て替えなければならないという店の決まりがありますが、この決まりは有効なのでしょうか?

    キャバクラでのトラブルは非常に多いようです。
    キャバクラとは何でしょうか?何か特別な規制はないのでしょうか?

    客に店で大金を使ってもらうことができれば店は売上が上がり、担当のホステスの収入も上がります。
    そこで、店もホステスもツケでもいいから客に来店してもらいたいと考えます。

    ホストやホステスが、自分の客がツケを支払わない場合に店に対して債務を負う、という水商売の世界の「オキテ」については、ホステスと勤務店との間で連帯保証契約を結ぶという構成なのでしょう。
    2005年4月1日の改正民法施行に伴い、保証契約は必ず書面で交わすことになりました。書面がなければ無効となります。
    推測するに、連帯保証の契約書を交わすことはなく、採用時に上記の旨を盛り込んだ誓約書に記入を求められるのではないでしょうか。

    はたしてこの保証契約は有効なのでしょうか?
    ツケをかぶらされるホステスとしては、客が店で飲食することによって一番利益を上げることができるのは店であるので、このような契約は公序良俗違反で無効(民法90条)だと主張するでしょう。
    店側としては、業界の慣習であり、嫌なら辞めてもらうし、よその店でももう働けないようにするぞと凄むのではないでしょうか。

    裁判所は、昭和61年のホステスの事例については、ホステスが客のツケを支払うことを適法とし、平成9年のホストの事例については、ホストが客のツケを支払うことを公序良俗に反し無効としています。
    昭和61年の事例では、ホステスが店に頼み込んで客のツケを認めさせたという事情がありました。ホステスとホストに必ずしも相違を認められたというわけではなく、個々の事案によって判断は異なるということでしょう。

    昭和61年の事例は、ホステスに上記の特殊事情が認められたことからホステスに客のツケについて支払いの責任を認めたようです。

    参考裁判例

    ホステスが客のツケを保証した契約は公序良俗に反するものとはいえない旨の判断をしました。
    つまり、このホステスはツケを代わりに支払わなければなりません。ただし、この事案は以下の特殊な事情がありました。① 客とホステスは深い仲で、ホステスが客の財布からチップ等の支払いをすることがあった。② 店はツケの上限を定めていたのだが、特にホステスが保証を申し出たためにこの上限を超えるツケを店が認めていた。③ ホステスが客の飲食代の一定割合をバックマージンとして店から受け取っていた。④ ツケの一部をホステスが支払ったため、店はホステスが保証する意思があるものと信じていた。もしこういった事情がなければ、店はこの客にツケを認めることもなく、損害は発生しなかったということです。

    東京地判平成9.10.28

    経営者とホストの保証契約について「経営者の優越的な地位を利用して結ばれた」として、公序良俗に反し無効であるとしています。
    ツケをかぶるなどの理由で店に対する借金が膨らんだため辞めたホストが、訴えたホストのほかにも40名〜50名いたというケースでした。

    保証契約が公序良俗違反といえるかの判断要素として、その店とそのホストやホステスとの力関係が1つの重要なポイントになると考えられます。
    店とホストやホステスは、通常は経営者と従業員の関係ですから、一般的には、ホストやホステスは保証を強いられる弱い立場にあるといえるでしょう。

    時効について

    客の時効は何年でしょうか

    一般の債権の消滅時効は10年(民法167条)ですが、飲食代金の消滅時効はとても短く、1年(民法174条)とされています。
    ツケをためていた客が1年店に現れなければ、その後支払う必要はありません。
    ただし、ホステスなどの従業員がツケを立て替えていた場合には、このツケは一般債権となるので消滅時効は10年(ただし営業主の立替はやはり1年)となるので注意が必要です。

    CASE.12こういう時 どうなる? こういう時どうなる?

    客の男性が自分に入れ込んでおり、毎日多額の飲食代を支払っています。頻繁にプレゼントやお小遣いもくれて、1ヵ月で3,000万円以上をつぎ込んでいるようです。聞いたことのない会社に勤めるサラリーマンの彼が、こんなにお金に余裕があるとは考えられません。最初の来店から累計1億円が私に使われています。さすがにヤバいお金なのではないかという気がするのですが、私は罪に問われませんよね?

    惚れた相手のために、会社のお金を横領して注ぎ込んでいたと言う話はしばしば報道されます。なかには億を超える金を貢いだ豪傑も。

    この場合、貢がれたキャバ嬢にも刑事上の責任が問われるのでしょうか。

    横領罪(刑法252条)や電気計算機使用詐欺罪(刑法246条の2)等に該当。

    会社の金を使い込むということは横領罪(刑法252条)や電気計算機使用詐欺罪(刑法246条の2)等になります。
    あなたが、当該客に対して、積極的に働きかけ、会社の金を使い込ませたというのであれば横領罪の共犯となる可能性があります。
    では、積極的な働きかけはないものの、横領した金なのではないかと疑っていた場合にも共犯となるのでしょうか。

    かつて銀行の頭取が、ある女性実業家に数億円を融資したことが刑事事件として問題になりました。
    この事案で、株式会社である銀行の頭取の背任が成立するとして、適用される罰則は商法の特別背任罪とされたのですが、借り受けた女性実業家も共犯として起訴されました。
    1審は、女性実業家も共犯であるとして、頭取と同様に不正融資の責任を問われ、女性実業家の方が重い刑罰となりました。
    しかし、控訴審では、女性実業家は無罪、最高裁でも無罪となりました。
    その理由として、女性実業家は、銀行業務については素人であって、頭取と同様の認識があったとは考えられず、頭取がどのように考えて融資を実行したかどうかと、借り受けた女性実業家の融資についての認識とは全く別であって同一に論ずることはできない、と判断されたからです。

    あなたが、客の男性が会社でどのような仕事をしていて、給料の額も承知していて、客から渡される金がどんな性質で、どのように工面してきたものかを承知して、しかも継続的に受け取っていたという場合には、共犯となる可能性はありますが、実際には、ヤバい金かもしれない程度の認識であれば横領罪の共犯とはされないでしょう。

    ただし、客が会社の金を使い込んだことについて横領罪が成立し、その金は盗品となりますので、これを承知して受け取る行為は、盗品譲受罪(刑法256条)が成立し、3年以下の懲役に処せられる可能性があります。

    実際にあった事件&ニュース

    【「着服5億円」キャバ嬢に貢ぐ 33歳男に懲役7年 東京地裁判決】2012.9.27産経新聞

    勤務先の口座から約5億円をだまし取ったとして、電子計算機使用詐欺罪に問われた工業ゴム大手「シバタ」元社員の男(33)の判決公判が27日、東京地裁で開かれました。山崎威(たけし)裁判官は「会社の信頼を裏切り、責任は重大」として懲役7年(求刑懲役8年)を言い渡しました。
    「信じていた。結婚したかった」。“面会謝絶の重病”を理由に会うことさえかなわない相手へ、約5億円を貢ぎ続けた被告。愛に全てをささげた転落の軌跡が法廷で明らかに。
    検察側の冒頭陳述などによると、被告は平成15年、東京・亀有のキャバクラで当時20代前半の女性と知り合いました。10万円程度の携帯電話費用を渡すこともあった被告に、女性は告げました。「胃がんになり、入通院費がかかる」。30万円、100万円・・・。要求額が増えるにつれ、心臓病や白血病も併発したとし、「集中治療室にいる」。女性のメールの指示に従い、毎月の振込は1千万円に達しました。
    途中でおかしいと思わなかったのか。被告人質問で、被告は「『疑われたら生きている意味がない。自殺する』と言われた。着服は発覚して当然と思ったが続けた」と振り返りました。一方女性は供述調書で「金は全てホストに費やし、1円も残っていません」と。
    山崎裁判官は、好意を寄せていたキャバクラの女性従業員に「入院や手術のために金銭が必要」と嘘を言われたことが、主な着服の動機だったと認定。「女性は非難されるべきだが、被告は金銭がないことを説明し支払いを拒むべきだった」としました。
    判決によると、被告は平成17年5月〜22年7月、約180回にわたり、同社の銀行口座から自分の口座に計約5億円を振り込み、だまし取ったとのこと。時効分を含む着服総額は約6億円に上りました。大半が女性に送金されたとのことです。

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