「禁断の恋」と「合法の恋」の境界線実録刑事事件弁護士

[ 問 題 ]Q18 女性部下と社内恋愛するなら、何に一番気をつけるべきか。
不正解答え:『 B.きれいに別れるように気をつける。 』
理由:関係が悪化し、セクハラなどに発展してはじめて、法律上の問題になります。
正解!答え:『 B.きれいに別れるように気をつける。 』
理由:関係が悪化し、セクハラなどに発展してはじめて、法律上の問題になります。

女性部下と社内恋愛するなら、何に一番気をつけるべきか。

鞄からICレコーダーを取り出した。

C男課長は面倒見の良さで定評がありました。今年も多くの新人がC男課長の島に入ってきました。意欲に満ちた新人を教育することにやりがいを感じています。
中でも一際美人のW子が目につきました。C男も男ですから、ついついW子を特別扱いしてしまいます。新入社員W子は、C男を頼れる上司として慕っていました。2人が恋に落ちるまでに時間はかかりませんでした。
当初、2人の関係は良好でした。C男は出張の同行にいつもW子を選びました。公私混同と言われても構わない。W子とは片時も離れたくないと思っていました。
C男には多少Sっ気がありました。暴力を振うことはありませんが、言葉攻めが好きで、自分の発した言葉に自分で興奮するのです。出張先のホテルでもW子を責めます。
「早く服を脱ぐんだ。俺の言うことに従わないと遠くの営業所にとばしてしまうぞ。」
もちろん冗談です。W子もいやーと嬌声をあげるだけで、媚態を示し満更でもない様子でした。
ところが最近、W子の様子がおかしいのです。C男は時期が来たらW子と結婚しようと考えていました。しかし、それはC男の独りよがりでした。
W子は、今まで無造作に放置していた携帯電話を、常にポケットに入れ、シャワーの際にも脱衣所まで持って行くようになりました。ベッドから落ちたW子の携帯をC男が何気なく拾い上げた時も、慌てた様子で奪い返されました。問い詰めたところ、W子はうつむいたまま答えました。
「他に好きな人が出来たから別れてほしいの。」
C男は、思わず怒声を上げました。
「いつからだ?そいつとはどこまでいっているんだ?俺たちが付き合っていることは社内のみんなが知っているんだぞ。俺はいい笑い者じゃないか。絶対に別れないからな!」
W子は、愛情の冷めた白い眼でC男を見つめて、鞄からICレコーダーを取り出しました。
「早く服を脱ぐんだ。俺の言うことに従わないと遠くの営業所にとばしてしまうぞ。」
「ねえ、これってセクハラって言うんじゃないの?」
 W子も乗り気で性行為を行ってわかいたわけですし、この発言にしてもプレイの一環だとわかっていたはずですから、C男としては、刑事事件はもちろんのこと、セクハラだなんて言われるとは思ってもみませんでした。無論、刑事事件弁護士に相談して対応を検討することなどしていません。突然のことにC男は言葉を失いました。

メールは保存し、不用意な発言は避けるべき

女性部下との交際は注意が必要です。関係が良好な間は問題ありません。しかし、1度関係が悪化した場合、セクハラなどの問題が出てくるのです。
セクハラとは「相手方の意に反する性的な言動への対応により、仕事を行う上で一定の不利益を与えたり、就業条件を悪化させること」をいいます。その範囲は広く、たとえば、職場の人間関係を円滑にしようと、飲みに誘う。不機嫌な部下の機嫌を取ろうと「今日も綺麗だね。」と声をかける。「結婚はまだ?」「彼氏いるの?」と尋ねる。飲み会の後、女性社員をタクシーで1人暮らしの家まで送る。良かれと思ってやった行為も、セクハラだと言われかねません。
しかも、イケメン上司が同じことをやったら喜ばれるというところが納得いかない。しかし、何がハラスメントかは被害者様が決めること。どこまでなら笑えて、どこからなら不快に感じるかも人それぞれです。自分の価値観を信じすぎず、用心するに越したことはありません。
相思相愛で付き合っていたのに、セクハラの嫌疑がかかって降格処分にされてはたまりません。自分には非がないと思っているわけですから、刑事事件の被疑者として訴えられそうだと怯えている者のように、刑事事件弁護士に相談しようという選択肢すら浮かばないのです。
セクハラの疑いをかけられてしまった方に対する刑事事件弁護士からのアドバイスは、会社で査問にかけられたときのために、相思相愛であったことを証明できるだけの証拠を揃えておくべきだということです。上下関係を利用したものではないことを証拠化するために、メール等は保存されている方が望ましいでしょう。相手が会話を録音していた時のために、冗談でも仕事上の不利益を匂わせる言動は慎むべきです。
刑事事件弁護士が指摘する重要なポイントは、関係が悪化した際にセクハラと言われないように予防することです。特に、職場の上下関係を利用したということになれば、セクハラ問題になります。実際に、職場の女性と飲み会の帰りにホテルに入って、準強姦の被害にあったと訴えられているケースすらあります。職場の飲み会であれば同僚も目撃者にはなりますが、刑事事件の実務の現場では、女性が被害を受けていると訴えている事実が重視される傾向にあります。

周囲が知らなくても安心するな

職場恋愛は会社のルールによって規制されるのでしょうか。就業時間内や企業施設内においては、会社が職場恋愛を規制することができます。他方で、就業時間外で企業施設外の場合は、社員同士であっても、恋愛を規制することは、通常できません。
不倫の場合はどうでしょうか。会社の性格や労働者の立場などを考慮して、規制される場合もあります。実際には、人事異動による切り離し措置や口頭での指導・注意、不倫行為への警告書などの方法で留めることが多いようです。
なお、周囲にバレていないからといって、安心はできません。最近では、PCメールが会社にモニタリングされていることもあります。モニタリングは、会社が事前に従業員に通告しなくても合法になる場合がありますから要注意です。監視の目的、手段及びその態様等を総合考慮して、監視される側に生じた不利益との比較をし、社会的にみて妥当な範囲内の監視かどうかで違法性が判断されます。

刑事事件弁護士の一言

趣味に走ったかどうか。

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