「悪い男」をどう撃退するか実録刑事事件弁護士

[ 問 題 ]Q42 強姦や準強姦の被害にあったら、まず何をすべきか。
正解!答え:『 A.警察に相談する。 』
理由:示談交渉を先行させると、不利になることがあります。
不正解答え:『 A.警察に相談する。 』
理由:示談交渉を先行させると、不利になることがあります。

強姦や準強姦の被害にあったら、まず何をすべきか。

「警察も暇じゃないんだから」

G子は現在、理系の大学4年生。専攻は化学で、新薬開発の研究がしたいと考えています。このまま大学院に進学する予定です。4年生になってからは、卒論のために研究室にこもりきりになりました。修士1年生が研究の手助けとアドバイスをしてくれています。
その日、G子は徹夜で研究を仕上げるつもりでした。修士1年生のI男は家が学校から徒歩圏にあるため、残ってG子を手伝ってくれていました。
突然、I男がG子を机に押し倒し、覆いかぶさってきました。
「G子ちゃん、ずっとかわいいと思ってたんだ。問題起こすと卒業も大学院進学もダメになっちゃうよ。いいじゃん、子供じゃないんだし。」
G子はI男を異性として意識していませんでしたので驚きました。犯されるのなんて耐えられない。でも、卒業と大学院進学がダメになることの方がもっと耐えられない。
G子は声を出さずに泣きました。
翌日G子は学校を休みました。しかし、研究が気になる。卒論の締切まで余裕もない。1日休んだだけで、G子は再び研究室に姿を見せました。研究室のメンバーはG子とI男との間の出来事に一切気づいていないようです。
気丈に振る舞っていたG子でしたが、I男が研究室に現れると震えが止まりません。I男は修士を終えても博士に進む予定らしい。この先何年も顔を会わせるなんてやっぱり無理だ。G子は何とか学部は卒業したものの、大学院進学は辞退しました。
自分の夢を奪ったI男のことが許せない。G子はI男に連絡をしました。
「I男先輩、お久しぶりです、G子です。レイプされたことを今から警察に強姦の刑事事件として告訴してきます。私の夢を壊したんだから、I男先輩の人生も滅茶苦茶にしてやります。」
I男は慌てました。刑事事件担当の弁護士に相談し、G子に連絡をしました。
「あの時は本当にすまなかった。G子がそんなに傷ついているなんて気づかなかった。愚かな俺を許してほしい。許してくれないまでも、せめて謝罪させて欲しい。2人きりで会うのは嫌だろうから、冷静な第3者ということで刑事事件担当の弁護士を連れて行くよ。」
I男の様子に真摯なものを感じたG子は、謝罪を受けてもよいと考え、時間と場所を指定しました。
当日、I男は刑事事件担当の弁護士を従えてやってきました。平身低頭謝るI男の姿を見て、許してもよいかな、とG子はぼんやり考えました。
しかし、次の瞬間、I男が信じられないことを口にしたのです。
「謝罪の気持ちとして10万円。で、これにサインしてくれないかな。」
目の前に差し出されたのは、I男がおもむろに財布から取り出したむき出しの10万円。I男を許すという文言が書かれた示談書には、今後一切請求しない旨が書かれていました。G子は怒りで顔を紅潮させました。
「バカにするのもいい加減にして。たった10万円?レイプしておいて10万円ですって?私は大学院進学も諦めて夢を捨てたのよ。こんな屈辱ないわ。ふざけるな!」
「じゃあいくらならいいんですか?」
I男の隣にいた刑事事件担当の弁護士が口を挟んでしました。
「金額の問題じゃないわよ。でも無理にでも値段を付けろというなら1000万円ね。」
G子は勢いよく席を立ち、その場を後にしました。G子は、怒りに震えました。やはり強姦の刑事事件として告訴しようと決意し、翌日、警察へ相談に行きました。
警察では、話を聞いてくれるものの、告訴状という形式の書面はなかなか作成しようとしません。次の瞬間、警察官から信じられない言葉が発せられました。
「結局、あなたお金が欲しいんでしょ。さっき、I男さんの刑事事件担当の弁護士が来て、経緯を説明してくれたよ。1000万円よこせってばっちり録音されているんだよ。悪いけど、民事的な金銭問題は当事者同士で話し合ってもらわないと。警察も暇じゃないんだから。『レイプ』っていうのも本当のところどうだか…」

警察は「示談崩れ」を嫌う

強姦の刑事事件や準強姦の刑事事件の被害にあった場合の刑事事件弁護士からのアドバイスは、すぐに警察に相談すべきということです。たとえ、最終的に刑事事件を示談で済ませたいと考えている場合であっても。
それはなぜでしょうか。犯人との間で刑事事件担当の弁護士を介して示談交渉を先行させると、不利になるからです。刑事事件の被害届や告訴自体を受けてもらえなくなる可能性があるのです。警察は民事崩れの事件を嫌います。警察に届け出たことによって民事事件の有利な交渉材料に利用されることを嫌がるのです。理屈で言えば、民事上の責任と刑事上の責任は別問題のはずなのですが。
刑事事件の示談交渉を先行させ、法外な金銭要求の痕跡がメールなどに残ったあげく、刑事事件の示談交渉が決裂し、最終的に警察に相談に行くという事態は避けた方がよいでしょう。
もっと言えば、すぐさまの被害届提出は、刑事事件における示談金額を引き上げる効果も持ちます。最終的に民事上の責任を追及したい場合でも、刑事事件に関する手続きを先行させた方が有利になるのです。刑事事件での示談相場は、刑事事件としての処分を下されかねないプレッシャーからか、民事事件での判決相場よりも高めになるからです。
刑事事件としての処分を純粋に望む場合でも、言うまでもなく、すぐさまの被害届提出が重要です。犯人が和姦(合意のうえでの性行為)だと主張する可能性もあります。刑事事件で有罪にするための証拠はすぐに確保するという点も刑事事件弁護士からのアドバイスです。女性の体内から検出された睡眠薬は、準強姦に関わる重要な証拠になります。女性の爪の中に残った男性の皮脂は、暴行に対する抵抗の証拠。膣内射精があれば犯人の体液採取。暴行の痕跡が残った、破れたストッキング。目撃者の記憶も長くは残りません。刑事事件直後に警察が話を聞いた方が、確かな証言を得られます。
また、女性の被害届提出自体のタイミングも状況証拠として重要となります。刑事事件の被害直後に警察に駆け込んでいるかどうかも、強姦か和姦かの判断基準になるのです。

刑事事件弁護士の一言

まず警察に連絡したかどうか。

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